1月の登録車販売台数は前年同月比2.6%減-ホンダ1人好調維持(3)

日本自動車販売協会連合会(自販連) が1日発表した1月の登録車(排気量660cc超の車)販売台数は、国内不況の 影響から、前年比2.6%減の24万8489台と、前年実績を5カ月連続で下回っ た。

また、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した1月の軽自動車(同 660cc以下)販売台数は、同1.3%減の12万623台と、前年実績を4カ月ぶり に下回った。

登録車、軽自動車ともに、国内不況の影響から販売が伸び悩んでいる。厚 生労働省が発表した12月のボーナスなど特別に支払われた給与は、前年同月比

5.8%減。また、12月の失業率は過去最悪の5.6%となっており、個人消費の冷 え込みが一層厳しくなっている。

トヨタは5カ月連続減

登録車を各社別にみると、トヨタが前年同月比4.5%減の10万5471台と、 5カ月連続の減少となったほか、日産自動車が3.0%減で5カ月連続、三菱自 動車工業が同25.0%減で18カ月連続、マツダが同16.1%減で17カ月連続と、 ぞれぞれ前年実績を下回った。一方、ホンダは小型車「フィット」、「モビリオ」 などが好調で同34.7%増の3万6177台と、23カ月連続で前年実績を上回り、 大手自動社メーカーの中では1社だけが好調を持続している。

ニッセイアセットマネジメント投資信託運用部の武藤弘明部長は、「ホンダ は売れる車しか開発して売らないという戦略がいまのところ当たっている」と 指摘した。トヨタについては、「(販売している車種の幅が広く)上からや下か らの収益も含めて全部のところから出ているので、全体の景気が悪くなると、 しんどいという感じ」と述べ、「(前年同月比の販売台数が)下回る状態が今後 も続くかどうかを注意深くみていかないといけない」としている。

ただ、同氏は株式市場の中で自動車セクターの焦点は、「国内販売市場より も北米の(販売)市場、その中のトヨタ、ホンダなど日本車メーカーのシェア がどうなっているのかを見ている」と説明した。

軽自動車は、ホンダが16.3%減

軽自動車を各社別でみると、ホンダが1万4716台、前年同月比16.3%減と 大きな落ち込みを示した。全軽自協広報課の伊藤治課長は、「ホンダは登録車の モビリオに販売力を集中させたことや、2月に販売予定の新型軽自動車を控え、 買い控えがあった」という。

一方、スズキは前年同月比2.5%増の4万279台、ダイハツ工業が同1.9% 増の3万5496台と、昨年後半に新型車の販売を開始していることから、それぞ れ前年実績を上回った。

【1月の各社別新車販売台数】(台数、前年同月比%)

登録車 軽自動車 合 計 248489(- 2.6) 120623(- 1.3) ------------------------------------------------------------- トヨタ自動車 105471(- 4.5) ホンダ 36177(+34.7) 14716(-16.3) 日産自動車 48556(- 3.0) 4( --- ) 三菱自動車工業 10649(-25.0) 17479(+ 0.8) マツダ 17300(-16.1) 3146(- 1.3) スズキ 3157(+ 3.6) 40279(+ 2.5) ダイハツ工業 1090(-48.1) 35496(+ 1.9) 富士重工業 5933(- 1.0) 8924(- 9.0) いすゞ自動車 2837(-10.8) 日野自動車 1534(-16.4) 日産ディーゼル工業 785(-16.1) スマート 470( --- ) 輸入車 15000(- 4.9) その他 109(-33.1)

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue --* (03) 3201-8960 teinoue@bloomberg.net Editor:Murotani

企業ニュース:JBN18

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