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J-フォンの次世代携帯:鷹山、部品納入見込まず-延期の可能性考慮

東京 12月3日(ブルームバーグ):鷹山は2002年3月期に、J-フォンの 次世代携帯電話の端末に組み込む部品の納入を見込むのをやめた。J-フォン 側からまだ受注がないため、来年6月を予定している次世代サービスの開始時 期が遅れる可能性を考慮した。今期の売上高が40億円弱減る要因となるが、新 事業に進出することで、収入減を穴埋めする。同社広報担当の野田友慈氏が3 日、ブルームバーグ・ニュースに明らかにした。

鷹山は次世代携帯電話のネットワークが正常に機能しているかをチェック するための計測器を開発している。そのノウハウを活用して、次世代端末に組 み込むLSI(大規模集積回路)を開発し、今期中にJ-フォン側に納入する 予定だった。しかし、J-フォンからは8月に計測器2台を納めて以降、具体 的な受注依頼が来ておらず、受注から納入まで数カ月から半年程度かかるため、 今期中の納入は事実上困難となっている。鷹山では「LSIの量産依頼はかな りずれ込むのではないか」(野田氏)とみている。

当初40億円程度見込んでいた今期の次世代携帯関連の売上高は、ほとんど がJ-フォン向けのため、約2億円に落ち込みそうだ。減収分を穴埋めするた め、同社は先月からADSL(非対称デジタル加入者線)用の通信機器の開発、 販売に乗り出しており、約30億円の収入を確保する。また、同社筆頭株主の高 取育英会が4日、日本テレコムから無線事業の東京ウェブリンク(東京都豊島 区、高木健次社長)を完全買収することで、基地局関連の受注を今期分で約10 億円見込み、84億円の総売上高予想は下方修正しない。

J-フォンは次世代サービスを来年6月から首都圏で開始し、同10月には 東海、関西地方にエリアを拡大すると発表している。当初は今月から3地域で 始める予定だったのを延期した。J-フォンの親会社のボーダフォンは、来年 後半から試験的に欧州で次世代サービスを始める考えを示している。

鷹山の株価は前週末比1万8000円(9.14%)高の21万5000円(午後1時 39分現在)。午前終値は同2万円高の21万7000円を付け、5営業日連続のスト ップ高を記録した。売買代金は10億円で、店頭市場で3位。

東京 上野 肇 Hajime Ueno KO --*(03)3201-8926 hueno@bloomberg.net

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