米フィリップ・モリスが増配-米国債上回る高利回りに投資妙味

米たばこメーカー最大手の フィリップ・モリスは29日、四半期配当を5セント(9.8%)引き上げ58セ ントにすることを決定した。この結果、同社株の予想配当利回りは4.9%と、 10年物米国債利回り(4.79%)を上回る高利回りとなることから、一部投資 家の間では、米景気の早期回復が期待できない現状では、同社株は理想的な投 資対象との見方が浮上している。

ジョン・ハンコック・ソブリン・インベスターズ・ファンド(運用額19 億ドル)のマネジャー、スナイダー氏は、「この環境では、極めて安定的で予 想し得る利益を上げる企業が一段と重要視される」と指摘する。10年間増配 を続ける銘柄を主な投資対象とする同ファンドは、過去15年間フィリップ・ モリス株に投資しており、現在は80万株を保有している。

市場では、フィリップ・モリスなど配当を支払う企業の株価の先行きを判 断するうえで、スナイダー氏と同じ見方を持つ投資家が増えている。フィリッ プ・モリス株の過去1年間の投資収益率は61%に達した。S&P500種株価 指数構成企業で配当を支払う企業359社の投資収益率も平均15.2%と、S& P500種構成企業全体の平均であるマイナス23%をはるかに上回っている。

ニューヨーク Robert Dieterich 東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo                 MK --*(03) 3201-7499 kshugo@bloomberg.net

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