野村総研:10月2日東証上場、公募・売出1360万株-226億円調達(3)

東京証券取引所は21日、野村証券系 のシンクタンク、野村総合研究所が10月2日に上場すると発表した。東証上場 に伴い公募200万株、売り出し1160万株(国内800万株、海外360万株)を実 施する。募集・売り出しのグローバル・コーディネーターは野村証券とノムラ・ インターナショナル。公募による資金調達額は約226億円で、設備投資と借入金 返済資金に充てる。

上場部(1部、2部)については、公募・売出価格が決まる9月19日に東 証が公表する。野村総研は資金調達や知名度向上といった観点から東証への上場 を計画しており、株式相場の環境を見守りながら時期を模索していた。

公募200万株の申込期間は9月21日-27日、払込日は10月1日。公募・ 売出価格の仮条件は9月4日に決定、同6日から18日までブックビルディング (需要動向調査)を実施する。資金調達額226億円は公募・売出価格を1株1万 2000円と仮定して手数料などを差し引いた。システム開発用機器やソフトウエ ア開発などの設備投資に198億円、借入金返済に28億円を充てる計画。

明光ナショナル証券の小林治重・投資情報部部長は、野村総研の上場につい て「株式市場を圧迫する要因になりかねないことを危ぐしている。市場環境にも よるが、市場から大量の資金を吸い上げることで相場全体に影響が出る可能性が ある」と指摘した。

2002年3月期は連結11%減益

上場に伴う株式売り出し1160万株の申込期間も公募と同じ。売り出しにつ いては大株主の野村土地建物が750万株、国際証券が215万株、ジャフコが60 万株、大和銀行が55万株、髙木証券が50万株、ワールド日栄証券が20万株、い ちよし証券とエース証券が各5万株をそれぞれ売り出す。

野村総研は2001年9月中間期の連結純利益を前年同期比36%増の117億円、 2002年3月期の純利益は前期比11%減の226億円と予想している。上場時期を めぐっては当初2001年3月期中を当初目指していたが、株価水準といった周辺 の環境を見定めて、今期に延期した。

野村証の株価終値は、前日比20円(0.93%)高の2170円。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno KO --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net

参考画面: 野村証券のインターネット、ホームページ :8604 JP <Equity>CWP

企業ニュース:JBN18

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