米企業の第2四半期決算:16%減益-10年ぶりの低水準

米企業の第2四半期(4-6 月)の業績は、景気減速に伴う需要の低迷により過去10年で最悪となった。ア ナリストらは、第3四半期(7-9月)も減益決算の発表が続くと予想してい る。

米調査会社トムソン・ファイナンシャル・ファースト・コールのまとめに よると、S&P500種株価指数に採用されている424社は、第2四半期に平均 16%強の減益を報告、1991年第3四半期(18%減益)以来の落ち込みを記録し た。第1四半期(1-3月)は6.1%減益だった。

個別企業では、光ファイバー部品メーカー最大手のJDSユニフェーズは、 6月期通期決算で米企業では過去最大となる506億ドルの損失を計上。半導体 最大手のインテルの第2四半期決算は94%減益、サーバー大手のサン・マイク ロシステムズは92年以来で初めて売上高が減少し、損失の計上を余儀なくされ た。

消費者や企業の買い控えにより、パソコンやプリンターの需要は低迷。調 査会社データクエストによると、第2四半期のパソコン出荷は86年以来で初め て前年同期の水準を割り込んだ。ファースト・コールによると、コンピュータ ー、通信機器、その他ハイテク企業は第2四半期に64%減益を記録した。

メイアーズ・アンド・パワー(運用資産:13億ドル)のメイアーズ社長は、 「多くの企業は現在、リセッション(景気後退)の最中だと感じているだろう。 過去何年かの間で初めて景気先行きに強い不透明感が広がっている」と指摘す る。

ファースト・コールによると、第3四半期の企業収益は平均で12%減少す る見通し。第4四半期は0.4%増益と見込まれている。また一部のアナリストは、 第3、第4四半期の業績見通しが向こう数週間以内に下方修正されると予想し ている。

既にパソコンソフト最大手マイクロソフト、化学大手デュポン、地域通信 大手ベライゾンをはじめとする一部企業は、第3四半期や通期決算の業績下方 修正に踏み切っている。

プリンストン     Joe Richter、ほか 東京 田渕 実穂 Miho Tabuchi   MK --*(03)3201-8473 mtabuchi@bloomberg.net

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