J.P.モルガン、CSFBストラテジスト:米株式相場の見通し

J.P.モルガン証券とク レディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)のストラテジスト、ダグ ラス・クリゴット氏とトーマス・ガルビン氏は、米S&P500種株価指数はこ とし、当初予想以上に下落するとの見通しで一致。ただ、株式投資を積極的に 行うべきかについては意見が分かれている。

ウォール街の弱気派代表、J.P.モルガンのクリゴット氏はS&P500 種採用企業の業績はことし22%減益とみており、同株価指数は1100ポイントま で低下すると予想する。同氏の従来予想は、11%減益と年末時点でS&P500 種指数1200ポイント。30日のS&P500種株価指数の終値は1204.52ポイント だった。

一方、CSFBのストラテジスト、ガルビン氏もS&P500種採用企業の 収益と同指数の見通しを下方修正。ただ、ウォール街の強気派代表の同氏は、 第2四半期の20%減益は最悪期を脱したことを意味している可能性が高く、株 式相場は景気回復に先行して上昇する公算が大きいとみる。同氏は2002年末時 点のS&P500種指数は30日の終値を25%上回る1500ポイントと予想する。

同氏はブルームバーグ・ニュースとのインタビューのなかで「個人的には、 企業収益は間違いなく第2四半期に底打ちしたと思う。また、収益を押し下げ る主な要因となっている在庫問題は、年内に解消されるだろう」と述べた。

一方、一段の低迷を予想するクリゴット氏はリポートのなかで、「ことし第 3、第4四半期に1株利益が継続的に改善することはほとんど望めないだろう」 と指摘。同氏は世界経済の成長見通しには産業素材の相場に着目しており、ま た企業収益の見通しには設備投資に注目している。現在のように産業素材の相 場が下落し、設備投資も縮小している時には、1株利益は「著しく下落しかね ない」とみる。

現在、クリゴット氏は資産ポートフォリオの株式組み入れ比率を60%、残 りは債券と現金でそれぞれ20%ずつを推奨。一方、ガルビン氏は株式組み入れ 比率を95%、現金比率5%で、債券比率はゼロを推奨している。

ニューヨーク Josh P. Hamilton 東京 片瀬 ゆかり Yukari Katase          AK --* (03) 3201-3548 ykatase@bloomberg.net

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