大和SMBC:不動産投信、固有の損益周知へ-取引単位50万円目安

大和証券SMBCは、日本に初登場 する不動産投資信託(日本版REIT)の販売に際して固有のリスク・リター ンの周知を徹底させる。不動産投信は投資対象(物件)の個々の動向が通常の 投信よりも全体の価格を左右しやすく、投資対象の不動産やその店子(たなこ) の属性といった投資情報を十分に説明する。大和SMBCの植田陽二ストラク チャード・ファイナンス部次長が語った。

一般的に不動産投信は株式投信などに比べて組み入れ銘柄(物件)数が少 ない。このため全体に占める1物件当たりの影響度が大きくなり、店子が入れ 替わるといった場合のリスクが大きい。このリスクの分だけリターンも高くな るが、大和SMBCはこういった不動産投信の特徴を販売に際して徹底させた うえで、「個人や機関投資家の資金を取り込む」(植田次長)意向だ。

賃貸ビルなどを運用対象にする不動産投信は、9月にも第1号が東証に上 場する。森トラストと大和証券グループ本社を中心に設立した運用会社、森ト ラスト大和不動産投信の銘柄(大和SMBCが引受主幹事)は、日産自動車本 社新館ビルなどを投資対象として、年明けにも上場する見通し。

最低取引単位は50万円目安の水準

金融商品としての不動産投信は、投信よりはむしろ個別株に近く、なかで も配当利回りが高い電力株などのインカムストック(利回り銘柄)に似た商品 として位置付ける。東京電力、関西電力、中部電力の配当利回りは現在1.9-

2.4%程度で、不動産投信の利回りはこの水準を上回る見込み。最低取引単位は 「一般的に50万円を目安にした水準になりそう」(植田次長)としている。

森トラスト大和不動産投信は6月20日に金融庁から投資法人資産運用業の 認可を取得した。このほか三菱地所などによる「ジャパンリアルエステイトア セットマネジメント」、三井不動産などによる「日本ビルファンドマネジメント」、 三菱商事などによる「三菱商事・ユービーエス・リアルティ」、東京建物などに よる「東京リアルティ・インベストメント・マネジメント」、オリックスによる 「オリックス・アセットマネジメント」の6社が同様の認可を得ている。

このうち、ジャパンリアルエステイトアセットマネジメントと日本ビルフ ァンドマネジメントの不動産投信が早ければ今秋に東証に上場する見込み。上 場に際してはそれぞれ日興ソロモン・スミス・バーニー証券と野村証券が引受 主幹事となる公算が大きい。

不動産投信は昨年11月末の改正投信法施行を受けて設定が可能になり、東 証はすでに4月に不動産投信を上場させる体制を整えている。

大和証Gの株価は前日比11円(0.94%)安の1163円(午前10時35分)。

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参考画面: 森トラストのインターネット、ホームページ :www.mori-trust.co.jp 大和証券グループ本社のインターネット、ホームページ :8601 JP <Equity>CWP

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