日本株【個別銘柄】:トレンドM、富士ソフト、三国コカ、クラレなど

10日の主な銘柄は次の通り。

トレンドマイクロ(4704):380円(13.5%)安の2430円と、2日連続で年 初来安値を更新した。前週末に、2001年6月中間期の連結業績予想を下方修正 したことが引き続き嫌気されており、アナリストの間でも、今後の収益見通し に慎重な見方が広がっている。東証1部で下落率3位。

富士ソフトABC(9749):730円(12.3%)安の5230円と連日の大幅安。 9日にダイエー情報システム(DIS)を子会社化すると発表、採算が低い会 社の連結化は、目先の業績圧迫要因になるとの懸念が広がった。

三国コカ・コーラボトリング(2572):81円(6.2%)安の1225円と3日続 落。一部報道で、同社の2001年6月中間期の単独当期利益が前年同期比81%減 の5億円程度と、23億円(14%減)の従来予想から減益幅が拡大したと報じら れたのをきっかけに、収益力の悪化に懸念が広がったようだ。紅茶飲料などの 販売不振に加え、退職給付債務の積み立て不足を通期で一括償却したため、中 間期で30億円超の特別損失を計上したことが響いたという。

クラレ(3405):18円(2.0%)高の905円と続伸。9日、スイスの化学会 社クラリアント(ムテンツ市)から織物加工剤や紙加工剤に使われるポリビニ ルアルコール(ポバール)関連事業を買収すると発表、欧州での生産拠点確保 で事業拡大につながるとみられた。

タカラ(7969):20円(1.4%)高の1470円と反発。2001年9月中間期の 単独税引き利益が従来予想を上回る見通しと報じられ、業績拡大への期待が高 まった。

セイコー(8050)、シチズン時計(7762):両社は腕時計や置き時計の物流 や販売促進などで協力する方針が明らかになったが、株価はまちまち。シチズ ンは9円(1.2%)高の735円と上昇したが、セイコーは1円(0.2%)安の483 円にとどまっている。

味の素(2802):12円(0.9%)高の1353円と続伸。海外調味料事業や飼料 用アミノ酸事業に対する成長期待が強まるなか、特にこの日は、前日に大和総 研が株価レーティングを格上げしたことが上げ幅拡大につながった。

日本エアーテック(6291):クリーンルーム・同関連機器専業の同社が11 円(1.4%)高の781円。半導体・電子工業分野のIT(情報技術)関連の設備 投資などが好調で、2001年6月中間期の業績予想を上方修正したため、業績拡 大への期待が高まった。

バンダイ(7967):90円(2.6%)高の3580円と上昇。韓国企業と提携し、 オンラインゲーム事業に進出する方針が明らかになり、新事業進出による業績 効果に期待が高まった。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki    TU --* (03)3201-9250 mshiraki1@bloomberg.net

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三国コカ・コーラボトリング 2572 JP <Equity> CN