次に破たんする米通信企業、社債価格から占うと-レベル3かコバドか

米通信企業のレベル3コミュ ニケーションズ、コバド・コミュニケーションズ・グループ、ウィリアムズ・ コミュニケーションズ・グループ3社の社債価格は、額面1ドルに対していず れも50セントを割り込んでいる。これは最近、自己破産申請に追い込まれた通 信企業の社債が直前に取引されていた水準だ。米ジャンク債(高利回り・高リ スク債)市場における先例を手掛かりとするならば、次に自己破産を申請する のは、この3社かもしれない。

競争激化や米景気減速、法人の設備投資削減を背景に、売り上げ伸び悩み や資金調達難に陥ったウィンスター・コミュニケーションズ、テリジェント、 PSIネット、360ネットワークスなど赤字の通信会社は、ことしに入り、相次 ぎ破たんしている。

メリルリンチ算出のハイ・イールド通信社債指数によると、通信会社が発 行したジャンク債の総合投資収益率は6月に11%近いマイナスと、ことし2番 目に大きい損失を記録した。4-6月期の総合投資収益率はマイナス18%、こ とし上期はマイナス21%だった。

ただ過去数年間で数多くの通信会社が起債に踏み切った状況を考えると、 「生き残り組と敗者の線引きは、非常に難しい」(ノーザン・トラスト・グロー バル・インベストメンツの運用担当、マイセンハイマー氏)との見方もあり、 社債価格だけで倒産する新興通信会社を見分けることはできない。景気減速や 法人の設備投資削減が進むなか、事業が軌道に乗っているかどうかの区別なく、 通信会社という事実だけで社債が売り込まれている場合もある。

なかにはグローバル・クロッシングのように、社債価格は急落しているが、 近く破たんする恐れはないとみられている新興通信会社もある。同社の2008年 償還債(クーポン9.625%)は、ここ数週間で、額面1ドルに対し60セント台 半ばまで下落する場面もあった。今週は82.5セントまで持ち直している。

ニューヨーク Lee Theodoros

須藤 安見子 Amiko Sudo TY --* (212)893-3701 asudo@bloomberg.net

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