米SEC:アナリストの利益相反行為に規制導入の可能性を検討

米証券取引委員会(SEC)は、 アナリストが自分で保有する株式を買い推奨するなど利益相反の恐れがある場 合、利害関係を公開するよう義務付ける制度の導入を検討している。アンガー SEC委員長代行のレバイン首席補佐官が2日、明らかにした。

同補佐官によると、SECは証券業界の自主規制が不十分な場合にのみ、 規制に踏み切ることを検討している。一方、全米証券業協会(NASD)はこ の日、テレビや調査リポートで株式を投資推奨するアナリストに対し、当該銘 柄の保有状況や投資銀行業務におけるつながりなど、利害関係の公開を義務付 ける新規制を会員証券に提案。レバイン補佐官は、NASDの提案について「S EC側の懸念を取り払うのに重要な役割を果たすかもしれない」と評価した。

業界団体の米国証券業者協会(SIA)は先月、自主的な行動指針を定め た「ベスト・プラクティシズ(最高の慣行)」を公表した。アナリストの利益相 反問題に関しては、米下院の小委員会が公聴会を開くなど調査を進めており、 SEC、NASDとも、米議会で業界自主規制の有効性が判断されるまで、最 終的な提案は行わない方針だ。

ワシントン Neil Roland ニューヨーク 須藤 安見子 Amiko Sudo      AK --* (212)893-3701 asudo@bloomberg.net

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