東京三菱、UBS証:ネットの松井証券IPO主幹事-400億円調達へ

7月にも東京証券取引所第1部に直接 上場する松井証券の株式新規公開(IPO)の引受主幹事に東京三菱証券とU BSウォーバーグ証券が決まった。内外の投資家に向け株式を販売する。松井 証は取引株数ではインターネット専業の首位で、取引システムへの投資などに より競争力を高める。公募・売出総額は最大で400億円程度と今年の大型案件 の1つとなる。同案件に詳しい関係者が明らかにした。

松井証のIPOは業務を拡大中の東京三菱証とUBSにとってそれぞれ大 きな実績となる。このほかリーマン・ブラザーズ証券、ABNアムロ証券、H SBC証券、INGベアリング証券、ドレスナー・クラインオート・ワッサー スタイン証券も法人向けの売り出しを担当する。UBSの広報担当者と松井証 幹部はコメントを避けた。

今年1月以降これまでのIPOでは、大和証券SMBCが13社で公募・売 出総額約762億円の主幹事を務め首位。次いで日興ソロモン・スミス・バーニ ー証券が11社518億円、野村証券が11社196億円となっており、松井証の上 場1件だけで東京三菱証とUBSは一気に3位に浮上する。

ブルームバーグ・ニュースの調査によると、松井証の4月末時点の取引口 座数は約4万8000口とネット専業ではイー・トレード証券、マネックス証券、 DLJディレクトSFG証券などに次いで6位。ただ1日平均約定件数(4月) は2万8700件とDLJの1万3900件、マネックスの9200件を大幅に上回る。 2001年3月期は15億の当期利益を確保した。水戸証券の堀部吉胤アナリストは 「上場は知名度の向上と顧客の増加につながるだろう」とみている。

松井証は1931年設立のオーナー系証券。東京・日本橋の地場証券として営 業してきたが、現在の松井道夫社長のもとで98年からネット取引を導入、営業 員を削減してネット専業への転換を明確にした。信用取引が取引の主体で顧客 は投資経験の豊富な個人が中心となっている。

東京 平野 和 Kazu Hirano

日向貴彦 Takahiko Hyuga

イアン・メッサー Ian Msser KO --*03-3201-3220 khirano1@bloomberg.net

企業ニュース:JBN18, NI COS, NI KIGYO

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE