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ソフバンク:連結純利益は4.3倍-取締役に鈴木ヨーカ堂社長(3)

ソフトバンクが25日発表した2001年 3月期連結純利益は前期比4.3倍の366億円と8日発表した会社側予想290億 円を上回った。赤字子会社の売却や投資専業子会社ソフトバンク・インベスト メントの採算が好転し、米ヤフーやシスコシステムズの株式売却益や為替差益 が貢献した。

同社の業績は株式市況に左右されるため、2002年3月期の業績予想は未公 表。代わりに四半期決算の開示準備を進め、2003年3月期から対外的に発表す る。

また、同社は社外取締役として鈴木敏文・イトーヨーカ堂社長、柳井正・ ファーストリテイリング社長などを迎え入れる人事を発表した。

2001年3月期連結売上高は前期比6.2%減の3971億円だった。連結子会社 だった米ジフ・デービスとUTスターコムが対象外となり1004億円の減収とな った。

一方、営業利益は96.1%増の164億円に拡大した。赤字会社ジフ・デービ スを除外したことで91億円の効果があったほか、ソフトバンク・インベストメ ントなどソフトバンク・ファイナンス社の傘下にある金融事業が43.4%増の134 億円を稼ぎ出した。

経常利益は200億円と前年同期の519億円の赤字から大幅に改善した。ジ フ社売却で支払利息が79億円減少し、為替差益281億円を営業外収益に計上(前 期は444億円の差損)、持ち分法投資損失198億円をカバーした。

特別利益は669億円で、内訳は株式売却益1191億円、出資先企業の持ち分 変動によるみなし売却益497億円、ソフトバンク・ファイナンスによるエイブ ル売却など有価証券の売却損238億円。出資先のあおぞら銀行(旧日債銀)か らの収益寄与分は未公表。

社外取締役の藤田田・日本マクドナルド社長と宮内義彦・オリックス社長、 大前研一氏が6月21日付けで退任する。新たに就任する柳井氏は、「ユニクロ で中国ビジネスの実績があり、中国向け投資事業でノウハウを教えていただく」 (孫正義社長)。イトーヨーカ堂グループとは、オンライン書籍販売で合弁を設 立したものの、その後関係が疎遠になったとの見方もあるが、孫社長自らが鈴 木氏を招請した。

この他、グループ企業であるヤフーの井上雅博社長とゴールドマン・サッ クス証券のマーク・シュワルツ社長も就任、ヤフーとの事業提携強化などを目 指す。

ソフトバンクの株価終値は前日比20円(0.40%)安の4970円。

東京 竹本能文 Yoshifumi Takemoto

鈴木恭子 Kyoko Suzuki SH --*(03)3201-8374 ytakemoto@bloomberg.net

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企業ニュース:JBN18

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