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松下通工:基地局事業の売り上げ、今期は5倍増を計画-提携交渉も

東京 5月15日(ブルームバーグ):松下通信工業は今期、携帯電話の無線 基地局事業の売上高を前期の約5倍に増やす計画だ。同社の桂靖雄専務がこの ほど、ブルームバーグ・ニュースに明らかにした。昨年度の売上高は70億円強。 これに対して、今期は「400億円近く」(同専務)を目標とする。桂専務は6月 28日の株主総会を経て次期社長に就任する予定。

今後は商品企画と開発力に力を入れることによって納入先を増やし、2005 年度には売上高ベースで最低1000億円を目指す。今後5年間は次世代サービス への移行に伴う通信事業者の設備投資の加速が追い風になると期待している。 ただ、5年後の国内の売り上げは700億-800億円にとどまるとみており、海外 進出を急ぐ。

海外展開の中心になると考えている欧州と中国ではすでに、他のインフラ メーカーとの提携交渉を進めている。具体的な交渉相手は明らかにしなかった が、それぞれの地域で異なるという。中国では現地企業との提携も検討してい ることを示唆した。桂専務は今後も「(他メーカーとの)提携は一段と必要にな る」と分析した。同社はこれまでに加ノーテルと組んで英ブリティッシュ・テ レコムに一部試験設備を納入している。

松下通工は、携帯電話端末は国内すべての通信事業者に納めているが、基 地局は昨年11月に参入したばかりで、製品はNTTドコモのW-CDMA(符 号分割多元接続)方式の次世代サービス向けの一部無線基地局のみ。同分野で は先行するNECなどと比べ、品揃えが限定されている。

しかし、桂専務はその分、企画と開発に力を注ぐことで、将来的にはすべ ての通信事業者への納入を狙っている。具体的には、容量を調整できる設備や、 地下街など遮へいされた場所での通信を補完できるシステムなどを提供し、受 注を伸ばしたい考えだ。

設備投資は、今期も前期とほぼ同水準の20億円程度を予定している。生産 能力は昨年度の60架から、すでに120架に引き上げたが、この水準でも受注の ピーク時には、不足するとみている。同専務はシェアを獲得するには通信事業 者の発注に柔軟に対応しなければならず、やや過剰設備になるリスクをとるこ とも必要だとの認識を示した。また、市場が今後、世界的に拡大する見通しで あるため、長期的には無駄な投資にはならないと付け加えた。2005年度には月 1000架以上の生産能力が必要になると予想している。

同社はW-CDMA方式の無線基地局の市場規模が2001年度で3000億円、 2005年度までには1兆円になると予測している。

松下通工の株価は前日比30円(0.42%)高の7090円(午前10時28分現 在)。

東京 鈴木 恭子 Kyoko Suzuki MH

松谷 実 Minoru Matsutani

蒲原 桂子 Keiko Kambara

--*(03)3201-8868 ksuzuki3@bloomberg.net

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