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コロムビア:リップルウッドと資本提携、ハード事業分割(3)

日本コロムビアは9日、米投資会社R HJインダストリアルパートナーズ(リップルウッド)と資本提携を結び、同 社にハード事業を譲渡すると発表した。長期にわたる赤字経営に苦しむコロン ビアと、ソフトとハードの両事業への参加を目指すリップルウッドの思惑が一 致した。

AV(音響・映像)関連機器などのハード事業は10月1日付で会社分割し、 新たに設立する100%出資会社「デノン」(東京都文京区)に移管、その後、 新 会社の株式をリップルウッドが指定する持ち株会社に98%、日立製作所へ2% 譲渡する。譲渡価格は総額約60億円。

一方、会社分割により音楽ソフト事業に特化するコロンビアは、10月まで に2回の第三者割当増資を実施し、これをリップルウッドが主体となって設立 する持ち株会社と日立に割り当てる。増資による調達資金約100億円は債務の 縮減と運転資金、経営改善のための資金需要に充当する。リップルウッドはコ ロンビアの筆頭株主として経営に参加、ソフト事業の再構築を図る。

2001年3月期の見込みでは10期連続の連結最終赤字となるコロンビアでは、 繰越損失の増大と財務体質の脆弱(ぜいじゃく)化に伴い、抜本的な企業再建 が課題となっていた。

同日会見した日本コロンビアの篠原忠彦社長はこうした決断に至った背景 について、「それぞれの事業分野に特化した方が良いと判断し、(リップルウッ ドという)優れた経営ノウハウを持った会社の支援を受けられる」ことから決 めたと語った。分割前の最大株主である日立の桑畑芳郎副社長も、「資本増強に よる財務体質の改善やプロによる経営など、リップルウッドのグローバルな経 営手法に委ねるのがベストな判断だ」として、支持を表明した。

リップルウッドのマネージング・ディレクター、ジェフリー・ヘンドレン氏 は、今後の事業計画はこれから2-3週間かけて検討するとして、黒字化のめ どは「まだ具体的に話せる段階にはない」と述べるにとどめた。

日本コロンビアの株価終値は前日比49円(25.79%)高の239円。

東京 矢沢 利弘 Toshihiro Yazawa

鈴木 恭子 Kyoko Suzuki

林 純子 Junko Hayashi SH

--*(03)3201-8982 tyazawa@bloomberg.net

参考画面: 企業ニュース JBN18 日本コロンビア 6791 JP <Equity>CN Ripplewood Holdings LLC 17167Z US <Equity>CN 日立製作所 6501 JP <Equity>CN

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