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日テレコム急伸:ボーダフォンの主導権掌握は事業展開にプラスと期待

日本テレコムが急伸。英国の通信大手 ブリティッシュ・テレコミュニーケーションズ(BT)と移動体通信大手ボー ダフォン・グループが、BTが保有する日本テレコムの株式をボーダフォンに 売却することで交渉を進めていることが明らかになり、ボーダフォンが日テレ コムの主導権を握ることは、同社の今後の展開にプラスに働くとして買い注文 が増加したもようだ。日テレコムの株価は、前日比40万円(17.86%)高の264 万円(午前10時59分現在)。

この株式売却が実現すれば、ボーダフォンの日本テレコムと系列のJ-フ ォンへの出資比率はそれぞれ25%から45%、26%から46%に上昇する。

大和総研の森行眞司アナリストは、日テレコム株の上昇について、「ボーダ フォンが主導権を握ることがポジティブに働いたのだろう」と説明。そのうえ で、買収によって拠点を広げているボーダフォンは、シェアを上げるために価 格やインセンティブ戦略を積極的に展開しており、日本でもこうした戦略を打 ち出すことで、日本テレコムの携帯電話事業の競争力が強化される、との期待 も株価上昇の背景にあると指摘した。

しかし、森行氏は、ボーダフォンによる主導権掌握が日テレコムの事業展 開にすぐにプラスに働くかは、現時点では不透明で見極めが必要との見方だ。

その理由としては、1)今後は次世代携帯電話(W-CDMA)の導入で コスト負担が増加するため、競争力強化に向けた値下げ原資は限られたものに なり、無理し過ぎると採算が悪化することも考えられる、2)ボーダフォンが 日テレコムの固定電話事業を売却する可能性が高いものの、そのタイミングが 現時点では不透明――などと指摘した。

大阪 山口 由香 Yuka Yamaguchi SH --*(03)3201-8200 yyamaguchi@bloomberg.net

参考画面:JBN18、NI KIGYO、NI COS

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