訂正:ヤフー:今年3月期当期利益2.6倍の29億円-1-3月は収入鈍化

(3段落目と最終段落の事実関係を訂正します )

東京 4月20日(ブルームバーグ):インターネット検索サービス大手ヤフ ーが20日発表した2001年3月期決算によると、当期利益は前期比2.6倍の29 億円となった。インターネット人口の順調な増加を背景に、営業利益は同2.5 倍の53億円、経常利益は同2.6倍の52億円を確保。売上高は同2.3倍の130 億円だった。

同時に発表した第4四半期(今年1-3月)決算も、当期利益は2.35倍の 9億円となった。営業利益と経常利益はともに約2.3倍の約17億円と16億円。 売上高は2倍の39億円で、11四半期連続で過去最高を更新した。ネット上での 利用動向を示す閲覧ページ数は、月間平均44億ページを超え、第3四半期の36 億ページを大幅に上回った。

1-3月は広告収入伸び鈍化

ただ、1-3月でみると、収入の9割以上を占める広告収入の伸びがやや 鈍化した。井上雅博社長は、米国のIT(情報技術)景気の減速といった「悪 いニュース」を受けて、「広告主が(全般に)慎重になっているようだ」と分析 した。特に、同四半期の中では最大の書き入れ時だった3月が「期待したほど 伸びなかった」という。広告主の数も1999年の1-3月期以来、2年振りに減 少したが、これは「季節要因もあるかもしれない」と付け加えた。ネット広告 を扱う代理店がネット専業を中心に減ったことも減速要因だった。月間の広告 件数(約2500件)と上位50社の1社当たり平均出稿額(約1400万円)は、わ ずかずつながら増加した。

今後は代理店の活用を拡大するため、現在進行中の案件を除いて直販から 撤退する。これまで直販が収入の約3割を占めた。代理店を通す場合、手数料 が15%掛かるが、「メディアとして代理店の信頼を得る方が重要だ」(同社長) と判断した。一連の措置に伴い、従来、売上高には含めなかった手数料分も収 入として計上することを検討している。

今期は利益率落ちる可能性も

同社はネット広告以外の収入源を拡大する方針を打ち出しており、井上社 長は、今期も新しい事業に積極的に挑戦すると改めて強調。「このため一時的に 利益率が落ちる可能性がある」と述べた。1-3月期に広告収入が落ちたこと で、設備投資計画などを変更する予定はないという。

電通によると、日本のネット広告市場は2000年に前年比2.4倍の590億円 に成長した。2001年は65.8%増の978億円に膨らむと予想されている。 一方、 米IABによると、米市場は景気の減速やネット企業の破たんを受けて、昨年 7-9月期に6.5%減の19億ドルとなり、初めて前四半期比マイナスに転じた。 同年1-9月期は2.1倍ながら、伸び率は鈍化しているという。

ヤフーの株価終値は前日比1万円(0.18%)安の561万円。

東京 鈴木 恭子 Kyoko Suzuki

林 純子    Junko Hayashi SH --*(03)3201-8868 ksuzuki3@bloomberg.net

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