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セガ:中期計画発表-ゲームキューブ参入、関係会社再編(2)

セガは19日、資産売却や関係会社の 再編、家庭用ゲームソフト事業の拡充を柱とした中期経営計画を発表した。生 産停止したゲーム機「ドリームキャスト」の在庫一掃や任天堂の新型ゲーム機 「ゲームキューブ」向けのソフト開発で、今期(2002年3月期)営業損益の黒 字化を達成、2003年3月期は15%以上の売上高営業利益率を目指し、有利子負 債を2004年3月期までにおよそ650億円削減する。

セガは、ドリームキャスト事業の失敗で前期(2001年3月期)は4期連続 の連結最終赤字となるため、財務体質の改善が緊急の課題となっている。この ため、現在880人前後の本社従業員は自然減を中心に今期末までに700人に削 減する。現在58社の投資先企業のうち、27社は株式売却を検討する。国内29 社、海外28社ある関係会社合計57社のうち、20社を対象に整理縮小や資本関 係の見直しを行う。

これにより連結経常損益が前期(2001年3月期実績見込み)の340億円か ら20億円へ赤字幅を縮小できると試算している。事業所や福利厚生私設の整 理・売却を進め本社の売却も検討する。また「(部材を)大量受注しては廃棄す るハードメーカー的な体質からの脱却が必要」(香山哲 構造改革推進本部長) としている。

ドリームキャストは、生産停止を発表した1月末時点で230万台あった在 庫を、その後の値下げで現在100万台弱に圧縮した。北米や、年末のクリスマ ス商戦まで新型ゲーム機が投入されない欧州市場を中心に、今期(2002年3月 期)中に売り切りたい考えだ。北米ではゲームキューブや米マイクロソフトの 「Xbox」など新型ゲーム機が投入される年末までに売り切る必要があるた め、現在の価格「99ドルをいつまで維持できるか」(同氏)が懸念材料だ。

ゲームソフト事業は年間100タイトル以上の発売を目指す。タイトルごと に販管費を削減するほか、「ファンタジースターオーシャン」などで実績のある パソコン用ネットワークゲームを拡充、国内トップシェアを目指す。ソニーコ ンピュータの「プレイステーション2」や米マイクロソフトの「Xbox」向 けに加えて、任天堂のゲームキューブ向けには「ソニックアドベンチャー」シ リーズなどを開発中で、5月17-19日に米国で開催されるゲームショー「E3」 に展示する。

ソニー・コンピュータエンタテインメントや米マイクロソフト、任天堂、 ナムコ、NTTドコモ、Jフォンなどとの提携を強化する方針だ。

ソフト部門の収益計画は、2002年3月期が販売1270万枚、売上高620億円、 営業利益率0%以上、2003年3月期は2300万枚で同950億円以上、20%以上、 2004年3月期が3000万枚で1200億円以上、営業利益率30%以上。

業務用ゲーム機は、市場が縮小しているためシェアを現在の28%から3年 後に35%に拡大する。ゲームセンター運営事業でも現在17%のシェアを3年後 に20%に引き上げたい考えだ。

セガの株価終値は前日比60円(2.32%)安の2525円。

東京 竹本能文 Yoshifumi Takemoto

鈴木恭子 Kyoko Suzuki SH --*(03)3201-8374 ytakemoto@bloomberg.net

参考画面:

企業ニュース:JBN18

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