独メトロ:飲食店向け生鮮卸業を日本で展開、丸紅が出資―来夏1号店

世界流通業4位の独メトログループは 13日、飲食店向けに業務用生鮮食品などを卸売りする会員制店舗「キャッシュ &キャリー(以下C&C)」を展開するため、丸紅と合弁会社を設立すると発表 した。2002年夏にも首都圏で第1号店を開業し、2003年にはさらに3店を新規 出店する計画だ。生産者との直接取引を武器に商品を低価格で調達・供給する 方針。

C&Cは、飲食業や給食センターの事業者免許を持つ会員だけが入店でき る卸売り店舗で、一般消費者は立ち入ることはできない。売り場面積は5000平 方メートル程度で大型店の規模だが、「一般消費者との直接的な接点がないので 大店立地法に抵触しないのではないか」とみている。

また「キャッシュ&キャリー」との店舗名通り、即日現金決済を行う計画 で、商品購入から3、6カ月後に「手形」の形で代金を支払う日本的な商習慣 は受け入れない意向だ。メトロはC&Cを世界20カ国、約350店を展開してい る。

独メトロのハンスーヨアキム・クァバー会長は日本市場参入の理由につい て「日本は世界第2位の市場。真のグローバルリーダーになるために、日本に 参入すべきだと考えた」と説明した。また、市場シェアについては、日本の業 務用生鮮食品の流通市場で4-5%のシェアを獲得し、業界最大手になりたい という。

新会社名は「メトロ・キャッシュ・アンド・キャリー・ジャパン」で、資 本金は数10億円。メトロが80%、丸紅が20%それぞれ出資する。

丸紅は食品スーパーの「マルエツ」や総合スーパー大手の「ダイエー」、コ ンビニエンスストア大手「ローソン」などに出資、流通戦略を推進しているが、 今回のC&Cは「業態がぜんぜん違う」(辻亨社長)としており、同社の出資先 流通企業とのシナジー効果はほとんどないとみている。

また「われわれはあくまでも出資者であって、われわれの(調達した)商 品がコンペティティヴならば、一部商品を使ってもらう程度」の関係にとどめ る。

日本外食産業の市場規模は30兆円で、レストランや飲食店の総店舗数は約 80万店に上る。全国でチェーン展開するような大手飲食業者は日本フードサー ビス協会の正会員として登録するケースが多いが、同協会の現在の正会員数は 412社、飲食業全体の売り上げの25%を占めているという。

丸紅の株価終値は前日比5円(2.08%)安の235円。

東京 鷺池秀樹 Hideki Sagiike HS --* 03-3201-8293  hsagiike@bloomberg.net

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産業別ニュース:JBN17

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