森トラスト大和:月内に不動産投信の認可申請-日産ビルなど投資対象

都市開発、不動産賃貸の森トラストと 大和証券グループが中心に設立した不動産投信(日本版REIT)運用会社、 森トラスト大和不動産投信は、4月中にも投信委託業者の認可を金融庁に申請 する。大和証券SMBCの植田陽二ストラクチャード・ファイナンス部次長が 5日、明らかにした。7月にも認可が得られる見込みで、森トラスト大和は日 産自動車の本社新館ビルなどを組み込んだ800億円規模のファンド(投資法人) を今年度中に組成し、早ければ来年度中に東京証券取引所に上場する。

森トラスト大和が立ち上げるファンドは日産ビルのほか、旧千代田生命保 険の京橋ビル、大崎ビジネスセンターON森ビル、仙台森ビルなど6つの物件 の組み入れが内定している。ファンド組成に際しては資金調達として、機関投 資家の出資を募るほか、金融機関からも資金を借り入れる。

東証への上場については、投資物件を買い増してファンドの規模を1000億 円程度に引き上げたうえで、制度整備といった外部環境が整うことを前提に時 期を決める。上場に際しては大和証券SMBCが引受主幹事となり、上場後は 同社や大和証券が機関投資家、個人投資家に金融商品として販売する。

三井不、三菱地など

賃貸ビルなどを運用対象にする不動産投信は、改正投資信託法が2000年11 月末に施行されたことで解禁された。東証も上場制度を整備しており、申請が あれば審査を経て取引所に上場させ、投資家に投資や換金の機会を提供する。

すでに三井不動産と三菱地所が不動産投信運用会社の委託業者認可を取得 したほか、金融庁は5日、三菱商事の不動産投信運用会社も認可したと発表し た。早いものは4月から東証での売買が始まる見込み。東京建物といった企業 も参入を表明しており、各グループの競争が激しくなる。

上場に際して三井不は野村証券、三菱地は日興ソロモン・スミス・バーニ ー証券が主幹事となる公算。証券会社は株式、債券や従来の投信と同様に不動 産投信を販売する。不動産投信は比較的値動きが大きい株式や株式投信に近い 商品で、各証券とも顧客獲得に向け営業、販売活動にしのぎを削ることになる。

株式市場では、不動産投信の上場、取引開始が低迷している不動産取引の 活性化につながるといった見方から、5日に店頭上場したレーサムリサーチ、 参入を発表した東京建物、クリードといった関連銘柄が買い進まれるケースが 多い。

大和証券グループ本社の株価は、前日比18円(1.36%)高の1338円(午 前9時42分現在)。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno KO --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net

参考画面: 森トラストのインターネット、ホームページ :www.mori-trust.co.jp 大和証券グループ本社のインターネット、ホームページ :8601 JP <Equity>CWP

企業ニュース:JBN18

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