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経済産業省の石油需要見通し:ガソリンが堅調、C重油は不振

経済産業省の石油市場動向調査委員会 (橘川武郎委員長、東京大学社会科学研究所教授)は29日、向こう5年間の石 油製品・液化石油ガス(LPG)の需要見通しを取りまとめた。それによると、 自動車保有台数の増加でガソリン需要が堅調となる一方、燃料シフトによって 電力用C重油 は落ち込むと予想している。

2005年度の燃料油需要は2億4384万キロリットルとなり、2000年度見込 み値とほぼ同水準(年平均で0.1%の減少)にとどまると予想している。石油製 品とLPGの需要見通しは、石油部会に提出され、石油備蓄目標の策定に用い られる。

電力用C重油、石炭・LNGシフトが響く

燃料油需要見通しのうち、堅調な伸びが予想されるのはガソリン。自動車 保有台数の増加が寄与する。2005年度の需要は6311万キロリットルで、年平均 で1.6%増加する。

一方、産業向けB・C重油や軽油は、不振となる見込み。特に電力用C重 油については、石炭や液化天然ガス(LNG)への燃料シフトが響く。2005年 度のC重油需要は769万キロリットルで、年平均で8.7%減少する。電力用を除 いた一般用B・C重油は、同0.3%の減少。

このほか、2005年度のLPG需要は1956万トンとなり、年平均では0.7% の増加を見込む。化学原料用が、エチレン製造用原料の多様化などで同4.7%の 伸びを示す一方、都市ガス用はLNGへの原料転換で同2.0%減少する。主用途 である家庭業務用と工業用は、同0.6-0.7%の増加を予想している。

東京 藤元茂 Shigeru Fujimoto      na --*(03)3201-8353 sfujimoto@bloomberg.net

参考画面: コスモ石油の株価チャート  5007 JP <Equity>GP ドバイ原油現物価格のチャートPGCRDU <Cmdty>GPC

企業ニュース:JBN18

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