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イーバンク銀:予備免許申請、6月開業へ-ネット少額決済など(3)

伊藤忠商事、住友商事、日立製作所、 日本テレコムなどが出資してオンライン専業銀行「イーバンク銀行」の設立を 目指す日本電子決済企画は6日、金融庁に予備免許を申請したと発表した。4 月に認可を取得、6月にも営業を開始する予定。インターネットや携帯電話な ど電子端末を通じ、オンラインショッピングなど少額決済業務を手始めに、来 年度中には次世代携帯電話を活用した小売店などでの決済も手掛ける計画だ。

新銀行の現在の資本金は約35億5000万円。営業開始までに80億円に引き 上げる計画。開業3年後に150万口座、5年後には300万口座の獲得と取扱金 額で5000億円を目指す。3年度目に黒字転換、5年度目に30億-50億円の当 期利益を見込んでいる。

少額決済に特化して手数料割引

インターネットなどオンライン専業銀行ではさくら銀行などが出資するジ ャパンネット銀行が昨年10月から営業を開始しているほか、ソニーのソニー銀 行も予備免許を申請している。こうしたなかでイーバンクは、小口決済に特化 して手数料を通常の銀行の半額程度に抑え差別化を狙う。一方、預金には通常 の銀行よりも0.5ポイント程度高い金利を付けるが、1口座当たりの預金の上 限は50万円にし、ハッカーなどの事故があっても保険で全額カバーする。

同社の決済システムを利用する会社の数について、松尾泰一社長(CEO) は「開業時点で大手50社程度を予定している」と語り、出資会社が運営するポ ータルサイトや音楽などのコンテンツ会社、通販会社をはじめとする会社と交 渉を進めていることを明らかにした。また米ペイパル社と提携して8月から電 子メールアドレスを利用した送金システム「ペイパル」を導入、決済業務の幅 を広げていく方針だ。

また利用者の預金の引き出しに必要なATM(預金自動預払機)について、 松尾社長は「大手を含め数社の金融機関と交渉中で、そのネットワークを通じ てかなりのATMが利用できるようになる予定だ」と語った。

次世代携帯電話を使った小売店舗や自動販売機の決済などのサービスにつ いては、「次世代携帯の普及が必要で、3年ぐらいはかかる」との見通しを示 した。

イーバンクは設立計画発表当初の昨年4月段階では、同年10月に予備免許 を申請、2001年3月までの営業開始を目指していたが、3カ月程度遅れ、資本 金も当初計画していた200億円の半分以下にとどまっている。松尾社長は、シ ステム投資は40億円程度であることを明らかにし、「80億円あれば十分だが、 開業後も増資は考えたい」と語った。

東京 平野 和 Kazu Hirano

竹内カンナ Kanna Takeuchi KO --*03-3201-3220 khirano1@bloomberg.net

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