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J-フォン:次世代携帯電話開始を来年に延期―仕様を欧州と統一(2)

J-フォングループは6日、次世代携 帯電話サービスの開始時期を半年以上延期すると発表した。当初、首都圏、東 海、関西地域では今年12月に開始する計画だったが、首都圏は来年6月に、東 海、関西は同年10月にそれぞれ遅らせる。同サービスの通信方式に最新方式を 採用するため、通信ネットワークや携帯端末の開発が遅れるためとしている。

次世代携帯電話の通信方式はW-CDMAとCDMA2000の2方式があり、 うちJ-フォンが採用するW-CDMA方式については、世界的な業界団体(3 GPP)が通信方式の標準化を進めている。J-フォンは当初、3GPPが昨 年9月に決めた方式で開発を進めていたが、その後、昨年12月に、3GPPが 最新方式を決定した。

この12月方式は、「基地局と携帯端末間の通信方式が変わり、9月方式と 互換性がない」(桑折恭一郎J-フォン東日本専務)。同社に出資する英ボーダ フォンや英ブリティッシュ・テレコム(BT)などの欧州事業者は12月方式の 採用で足並みを揃えており、同社が予定通り9月方式を導入すると、国際的な 携帯端末間の通話ができなくなる可能性があったという。12月方式の導入につ いて、同社はボーダフォンやBTと事前に協議している。

また、世界的な共通方式を導入すると、通信機器や携帯端末に汎用品を使 用することができ、「1-2割のコストを削減できる」(同)メリットも大きい。 同日会見したJ-フォン親会社の日本テレコムの村上春雄社長は「次世代携帯 電話への投資額は容認できないほど大きい」として、金額は明示しなかったが、 当初計画より削減する考えを示した。

首都圏、東海、関西以外の地域については、予定通り来年10月からサービ スを開始する。県庁所在地など主要都市が対象で、2003年度末には全国で90% の人口カバー率を達成したいとしている。

国内他社では、NTTドコモが同サービスを今年5月から開始し、DDI (通称KDDI)傘下のauは来年開始を予定している。

東京  上野 肇  Hajime Ueno

山口義正  Yoshimasa Yamaguchi SH --*(03)3201-8926  hueno@bloomberg.net

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