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2000年の株式・債券の発行総額は3兆ドル:94年以来初の減少

調査会社トムソン・ファイナンシ ャル・セキュリティーズ・データが先週までの数字をまとめた速報によると、 2000年の株式と債券の発行総額は合計で前年比11%減の3兆ドルと、94年以降 で初めての落ち込みとなった。第1四半期は記録的なペースだったが、世界的 な株式相場の低迷と、ジャンク債(高利回り・高リスク債)投資の損失が膨ら むなか、投資家の需要が減退した。

ただ米市場における引受手数料収入は増加した。起債は低迷したが、より 高額の手数料が見込める新株発行は同26%増と伸びたため。メリルリンチのア メリカ大陸株式資本市場担当責任者、バール氏は「今年は『2つの市場物語』 だった」と語る。「第1四半期は、99年の活気ある市場の延長だった。その後、 調整相場を迎えた」と指摘する。

引受業務が低迷するなか、大手証券が市場シェアを堅持した。ゴールドマ ン・サックス・グループ、クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSF B)、モルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター、メリルリンチ、ソロモン・ スミス・バーニーの5社で、米国の引受手数料の7割を占めた。99年は上位5 社で全体の61%、98年は57.5%を占めていた。

2000年は、全世界の起債総額が前年比12%減の2兆6200億ドル。株式や 株式リンク証券の発行総額は同10%増の3210億ドル。ドイツ・テレコムやブ リティッシュ・テレコミュニケーションズ、AT&Tなど通信会社による大型 の起債や新株発行が活発だった。

米市場における引受手数料はゴールドマン・サックスが約124億ドルと、 全体の5分の1近くを占め、業界トップの座を奪取した。99年首位だったモル ガン・スタンレーは3位に順位を落とした。2位はCSFB。

また全世界の株式と債券の引受総額ランキングでは、メリルリンチが3779 億ドル(全体の12.5%)と、11年連続で首位。ソロモン・スミス・バーニーは 3246億ドルで昨年同様2位だった。CSFBが3位に浮上し、モルガン・スタ ンレーは4位に順位を落とした。

原題:Sales of Stocks, Bonds Fall for 1st Time Since 1994 (Update1)(抜 粋) 記者:ロンドン Michael Rothschild 、

ニューヨーク Monique Wise 、 翻訳:ニューヨーク 須藤 安見子 Amiko Sudo TY --* (212)893-3701 asudo@bloomberg.net

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