欧州で敵対的買収が活発化-投資銀行に追い風か

フランスの石油会社エルフ・アキ テーヌが先月、ライバルのトタル・フィナから総額466億ユーロ(約486億ドル) の敵対的買収の標的とされた時、エルフの経営陣は最善の対抗策を取るための助 言を必要としていた。

このため同社は、ゴールドマン・サックス・グループ、ラザード、モルガン・ スタンレー・ディーン・ウィッター、クレディ・アグリコール・インドスエズ、 パリ国立銀行(BNP)の子会社の5つの投資銀行をアドバイザー(顧問)とし て採用した。エルフはこれら投資銀行から助言を受け、2週間後に493億ユーロ の買収案を逆に提示、形勢逆転に成功した。

エルフだけではない。かつて欧州は会員制クラブ的な雰囲気が強く、敵対的 買収は比較的新しく、威圧的な手段とみなされていた。だが今や、通信から銀行 に至る広範な業界で、時には5社の投資銀行をアドバイザーとして巻き込みなが ら、敵対的買収の応酬が活発になっている。

アンダーセン・コンサルティング(ロンドン)のパートナー、カントウェル 氏は「最高経営責任者(CEO)にとって、(アドバイザーを複数雇うことは) 救命艇の数を1個にするか2個にするかと同じことだ」とし、「4つの方が良い 選択に思われる」と指摘する。

エルフ幹部が匿名を条件に明らかにしたところによると、同社が投資銀行を 5社も採用した背景には、トタルによる敵対的買収は数十億ドル規模と大きく、 またエルフが海外に株主を多く抱えていることがあった。投資銀行各社は特定の 強みを持っていたために採用されたという。

通信大手のテレコム・イタリアは今春、大手事務機器メーカーのオリベッテ ィによる敵対的買収を回避できなかったが、アドバイザーとして4社の金融機関 を採用していた。一方、オリベッティも4社の金融機関に助言を求めていた。

フランスの銀行大手BNPが3月、同業のソシエテ・ジェネラルとパリバに 対する敵対的買収を開始した際、ゴールドマン・サックスなど3社をアドバイザ ーとして採用した。

原題:Investment Banks Gain as Hostile Bids Draw Adviser (Update1) (抜粋) 記者:ロンドン Juliana Ratner (44-171)330-7118 翻訳:ニューヨーク 須藤 安見子 Amiko Sudo (212)893-3701 MH

参考画面: ブルームバーグ・ウォール・ストリート指数のグラフ:BBWS <Index> GP

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