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コラム:ジャンク債相場反転、他の債券を上回るパフォーマンス

米国市場では、ジャンク債(投 資不適格債)相場が過去2週間、8、9月の低迷から反発し、国債や投資適格社 債を上回るパフォーマンスをみせている。

ジャンク債利回りが米国債利回りの約2倍となっていることを受けて、投資 家による買い意欲が高まってきている。米連邦準備制度理事会(FRB)のグリ ーンスパン議長もこの日、世界で最も安全性の高い米国債一辺倒というリスク回 避の動きは鎮静化しつつあるとの考えを示した。ジャンク債への投資意欲の復活 で、企業の財務担当者もたなざらしになっていた資金調達計画のほこりを落とし て、再び社債市場に登場し始めている。

化粧品メーカーのレブロン・コンシューマー・プロダクツや米国4位の長距 離電話会社クエスト・コミュニケーションズ・インターナショナルなど企業が10 月半ば以降、40億ドルの新規社債を発行している。

ロード・アボット・アンド・カンパニーで高利回り債を担当するトウル氏(運 用資産25億ドル)は、「(ジャンク債を)保有する価値は極めて高い」と語る。 同氏は、ジャンク債と10年物国債の利回り格差が平均6ポイント強と、約7年ぶ りの水準にまで拡大しており、「(ジャンク債が有する)リスクを負って余りあ るほどの利回り格差が存在する」と指摘する。

こうした見方を背景に、10月16日以来、高利回りのジャンク債相場はほぼ 2ポイント(額面1000ドルに対し20ドルの値上がり)上昇し、額面1000ドルに 対し約37ドル値下がりの米国債10年物を上回るパフォーマンスとなっている。 ジャンク債相場はそれ以前の7月31日から10月半ばまで、10ポイント強下落し ていた。

この結果、両者の利回り格差は過去13営業日の間に、0.50ポイント強縮小し

6.25ポイントとなっている。

依然リスクあり

ジャンク債相場は確かに最近上昇しているが、国債に比べれば極めて高い利 回りであることには変わりはなく、投資家が依然リスクをみていることが分かる。 投資家の多くは、来年景気が鈍化し、場合によってはリセッション(景気後退) 入りし、企業収益が損なわれて一部の企業は社債の償還不能に陥る危険もある、 と懸念している。

今週高利回り社債を発行したレブロンを含む一連の企業が予想以下の第3四 半期決算を発表、来年についても厳しい見通しを示している。このため、一部の 投資家の間では、他の債券を上回るジャンク債のパフォーマンスがどの程度続く か疑問視する向きもある。

ただ10月16日から11月4日までについてみると、ジャンク債の投資収益率 は2.4%と、7年-10年物国債のマイナス2.2%、5年-10年物投資適格社債の 2%と同モーゲージ証券の0.9%を上回っている(メリルリンチ調べ)。

原題:Junk Bonds Rebound to Outperform Other Markets: Rates of Return

(抜粋) 記者:ニューヨーク Lee Theodoros (212) 893-3779 翻訳:東京 小針章子 Akiko Kobari (813)3201-8879 TA

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