サステナビリティ

都会の空を舞うブルームバーグのミツバチたち

2021年7月8日

この夏、数千匹のミツバチがブルームバーグの仲間に加わります。環境に配慮した街づくりの一環として、ブルームバーグはこれまでもニュージャージー州プリンストンオフィスとロンドンオフィスの屋上で養蜂に取り組んできました。そしてこの夏、ニューヨーク市にある3箇所のオフィス(731レキシントンアベニュー、120パークアベニュー、919サードアベニュー)でもミツバチを迎え入れることになり、6月には、ブルームバーグの屋上で育った何千匹ものミツバチたちが、都会の花々の受粉を助けるようになりました。夏の終わりには採蜜して、数百瓶のハチミツを地域の人々と共有します。

ブルームバーグの養蜂プログラムでは、ソーシャルビジネスとして養蜂を手掛けるアルヴェオール(Alvéole)と提携して、巣箱の設置やミツバチの管理を行います。アルヴェオールは、2013年から企業や学校との提携で何百件もの養蜂プロジェクトを展開してきました。養蜂プロジェクトは、都会の人々が自然と触れ合って環境への責任を再認識し、環境意識を向上させるきっかけにもなります。4月のアースデイに、ニューヨークオフィスでの養蜂プログラム開始を記念して、アルヴェオールの養蜂家レタ・セルマノヴィックさんにお話を伺いました。対談では都市部で養蜂をする意義について尋ね、ブルームバーグのような企業がサステナビリティに取り組む重要性についても語っていただきました。

都市部で活動する養蜂家は、普段どんな一日を過ごしていますか?

養蜂用のバンを運転してニューヨーク市内を回り、さまざまなビルの屋上に設置された巣箱をチェックします。巣箱に近づく際には、燻煙機で巣箱に煙を吹きかけます。ミツバチはフェロモンを分泌してコミュニケーションをとっているのですが、煙を吹きかけると警戒信号が弱まって大人しくなるのです。養蜂しているミツバチは、ヨーロッパ原産のとても大人しい品種。ミツバチが周りを飛んでいても落ち着いて作業できるので、私は防護服を着ないこともよくあります。

巣枠の状態やミツバチの健康状態をチェックしたら、コロニー(蜂群)の構成を確認します。1つのコロニーは5万匹に上ることもあり、真夏の時期に巣枠を取り出すと周りは羽音でいっぱいになります。夜寝るときに、頭の中で羽音が聞こえることもよくありますよ。

養蜂はなぜサステナビリティの観点から重要なのでしょうか? ニューヨーク市のような大都市で養蜂をする意義は?

屋上に巣箱を設置することで、近隣の植物の受粉が促進されます。どの都市にも使われていない屋上スペースはたくさんあるので、こうしたスペースを緑化できます。実は、都会の生態系は皆さんが思っているよりもはるかに豊かで、受粉が必要な植物がたくさんあるのです。

アルヴェオールのクライアント企業には、巣箱の設置を建物のサステナビリティ目標の達成に役立てている企業もあります。例えば、LEED認証の取得にも役立ちます(ニューヨークにある3箇所のブルームバーグオフィスで、2箇所はLEEDゴールド認証を取得済み。残りの1箇所も取得に向けて手続き中)。都会に住んでいる私たちが、ちょっと珍しい形で自然と触れ合う機会にもなります。

アルヴェオールでは、ミツバチと養蜂を教育のツールとしても活用しています。ミツバチがすべてのポリネーター(花粉の運び手)を代表するアンバサダーであると考え、ミツバチを通してサステナビリティや環境に対する考え方を人々に紹介しています。

ニューヨーク市でブルームバーグと一緒に取り組んでいる養蜂プログラムについて教えてください。

屋上に巣箱を設置して、シーズン中は3週間ごとに私が様子を確認します。また、社員向けの教育ワークショップを開催して、リップバームやキャンドル、石けん作りなどを体験してもらう予定です。秋にハチミツを採取する時には、この土地ならではのハチミツの個性が明らかになります。あまり知られていないのですが、ミツバチが蜜を集める植物の種類によって、ハチミツの色も変わるのです。ミツバチは巣から60ブロック(街区)程度の範囲を移動するので、地域ならではの蜜の味に仕上がります。

ブルームバーグの養蜂プログラムは、持続可能な環境づくりに向けた取り組みの中のひとつです。ブルームバーグは、再生可能エネルギーの割合を増やし、二酸化炭素排出量を削減する大胆な目標を掲げるなど、低炭素社会の実現に積極的に取り組んでいます。ブルームバーグのサステナビリティへの取り組みについてはこちらをご覧ください。