Updated: Tokyo  2014/07/25 02:07  |  New York  2014/07/24 13:07  |  London  2014/07/24 18:07
 

ゴールドマン:日本で不動産投信運用へ、最大3000億円-市況底と判断

Share Google チェック

  7月2日(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス は日本の不動産市況が底値圏と判断して私募不動産投資信託(リート)の運用を開始、最大3000億円程度の資産規模を目指す。ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント戦略マーケティング部のタロー・スクワイヤーズバイス・プレジデントがインタビューで語った。

私募リートは最大300億円の資産規模で8月に運用を開始、5年以内に10倍に拡大させる意向だ。オフィスビルが6割以上で残りが賃貸住宅と商業施設、東京の物件を中心に投資する。スクワイヤーズ氏は「日本の不動産市況の底値は近い」と予想、「向こう半年か1年以内に底値を打つと考えている」と述べた。

日本の不動産会社の私募リート組成は相次いでいる。3月に約760億円で運用を開始した三井不動産 グループのリートは3年後に2000億円規模までの拡大を狙う。三菱地所野村不動産 も、国内年金基金など機関投資家の投資ニーズを背景に運用に乗り出した。ここにゴールドマンも加わることになる。

米不動産サービスのCBREグループ幹部アンディ・ハーファート氏は東京の不動産価格について、07年のピーク時から約40%下落後に今年は横ばいで推移、市況が安定しつつあるとの見方を示した。こうした中でスクワイヤーズ氏は「私募リートはこれまで市場に足りなかった商品で、とても成長性がある分野だ」と述べた。

地価一部上昇の動き

国土交通省が集計した4月1日現在の四半期地価動向では、地価は下落基調からの転換に向けた動きがみられ、東京都中央区銀座の商業地が3年9カ月ぶりに上昇に転じた。またオフィス賃貸仲介業の三鬼商事がまとめた5月末の都心オフィスの平均賃料はリーマンショック以降で初めて上昇に転じた。

日銀が金融緩和の強化や日本版不動産投資信託(Jリート)の買い入れを続ける中、不動産株や東証REIT指数は安定した値動きをしている。TOPIX不動産業指数 は年初以降の上昇率は19%、東証REIT指数 は14%とTOPIX指数 の1%を上回っている(22日終値)。

記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net;Teo Chian Wei cwteo@bloomberg.net

更新日時: 2012/07/02 10:01 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。