NY原油:終値で年初来安値-中国工業生産鈍化や欧州懸念で
5月11日(ブルームバーグ):ニューヨーク原油先物相場は反落。終値ベースで年初来安値を更新した。中国の4月の工業生産が予想外に鈍化したほか、欧州の債務危機が悪化したため、燃料需要が減少するとの懸念が強まった。
中国の工業生産は2009年以来の低い伸びとなった。スペイン政府が国内の銀行に不動産関連の融資焦げ付きに備えて引当金積み増しを義務付けると発表したことや、米銀JPモルガン・チェースによる20億ドル(約1600億円)のトレーディング損失も売りを誘った。在庫が21年ぶりの高水準となるなか、週間では2週連続で下落した。
ショーク・グループ(ペンシルベニア州ビラノバ)のスティーブン・ショーク社長は「複数の要因が組み合わさって原油相場は下げた」と指摘。「原油在庫が潤沢で供給側には問題がない。最近の経済指標は欧州の問題とともに需要減を示唆している」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物6月限は前日比95セント(0.98%)安の1バレル=96.13ドルと、終値ベースでは昨年12月19日以来の安値となった。週間では2.4%安、年初からは2.7%下げている。
原題:Oil Falls to 2012 Low on Chinese Industrial Output, EuropeDebt(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Mark Shenk mshenk1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dan Stets dstets@bloomberg.net
更新日時: 2012/05/12 04:51 JSTニュース一覧
注目のセクション