グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
5月8日(ブルームバーグ):アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。
【香港株式市況】
香港株式 相場は下落。指標のハンセン指数が4営業日続落となった。中国の宅地販売急減で不動産銘柄が売られた。
中国政府系の不動産開発会社チャイナ・リソーシズランド (華潤置地、1109 HK)は2.1%安。中国の不動産会社、雅居楽地産(アジャイル・プロパティ・ホールディングス、3383 HK)やSOHO中国(410 HK)も下げた。
中国本土の製油会社、中国石油化工(SINOPEC、386HK)は1.4%安。中国当局が8日にガソリンとディーゼル油の小売価格を引き下げる可能性があるとの見通しを資源調査会社が示した。
小型電子部品メーカー、瑞声科技(AACテクノロジーズ・ホールディングス、2018 HK)は5.8%高。1-3月の利益が予想を上回った。
ハンセン指数 は前日比51.90ポイント(0.3%)安の20484.75で終了。4月2日以来で最長の下げ相場となっている。ハンセン中国企業株(H株 )指数は0.5%安の10525.75で引けた。
アンプル・キャピタル(香港)の資産運用ディレクター、アレックス・ウォン氏は「短期的には香港市場の相場はまだ下落する」と指摘、「中国では弱気な要因がまだ待ち受けている。見通しはそれほど良くない」と述べた。
【中国株式市況】
中国株式相場 は下落。国内最大の重機メーカー、三一重工が今年の販売見通しを引き下げる可能性があると明らかにしたほか、住宅地の販売が急減し、景気減速が悪化するとの懸念が強まった。
三一重工 (600031 CH)を中心に建設機器銘柄が売られた。同社は掘削機の市況が弱く、販売見通しの引き下げにつながる恐れがあると説明。中連重科(000157 CH)や広西柳工機械(000528CH)も下げた。銅生産で中国最大手の江西銅業(358 HK)は3週間ぶり大幅安。同社の成長が大幅に減速するとの見方をフィリップ・セキュリティーズ(香港)が示した。
中国の送配電機器メーカー、中国西電電気 (601179 CH)は9.9%高。米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)による出資発表が買い材料となった。
中原証券の李俊ストラテジスト(上海在勤)は 「経済ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)のリスクは無視できず、回復への道のりは厳しい」と指摘、「不動産市場は引き続き、景気の大きな足かせになるだろう」と述べた。
上海証券取引所 の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は、前日比3.06ポイント(0.1%)安の2448.88で終了。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数 は同0.3%安の2709.12。
【インド株式市況】
インド株式相場は下落し、アジアの主要市場の中で最大の下げとなった。ルピーが対ドルで再び下落したことから、政府がインフレと財政赤字の抑制で苦戦するとの懸念が強まった。
インドのソフトウエア最大手、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS )を中心にテクノロジー株が下落。同業の米コグニザント ・テクノロジー・ソリューションズが利益見通しを下方修正したことが手掛かり。国内最大の銀行、インドステイト銀行 は1月以来の安値を付けた。
ボンベイ証券取引所のセンセックス30種 指数は前日比366.53ポイント(2.2%)安の16546.18で終了。これは終値ベースで1月18日以来の安値。前日は同指数が4カ月ぶり安値から反発したほかルピーは1カ月ぶり大幅高となっていた。税制変更を1年間遅らせるとのムカジー財務相の発言がきっかけ。
【オーストラリア株式市況】
ASX200指数は前日比13.06ポイント(0.3%)高の4314.35。
【韓国株式市況】
韓国総合株価指数は前日比10.57ポイント(0.5%)高の1967.01。
【台湾株式市況】
加権指数は前日比7.63ポイント(0.1%)高の7545.71。
【シンガポール株式市況】
ST指数は前日比7.03ポイント(0.2%)高の2931.98。
【マレーシア株式市況】
FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比5.73ポイント(0.4%)高の1590.60。
【タイ株式市況】
SET指数は前営業日比3.63ポイント(0.3%)高の1231.04。
【インドネシア株式市況】
ジャカルタ総合指数は前日比22.21ポイント(0.5%)高の4181.07。
【フィリピン株式市況】
フィリピン総合指数は前日比12.53ポイント(0.2%)高の5242.06。
更新日時: 2012/05/08 21:40 JST