Updated: Tokyo  2013/05/24 00:37  |  New York  2013/05/23 11:37  |  London  2013/05/23 16:37
 

東電広瀬常務が社長に昇格-「できるだけ早く社債市場に」

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(広瀬常務の年齢を訂正します)

5月8日(ブルームバーグ):東京電力 は8日、西沢俊夫社長の後任に広瀬直己常務(59)を起用する人事を正式に発表した。広瀬常務は同日午後の取締役人事発表の会見で、「できるだけ早く社債市場にカムバックできるよう一生懸命頑張っていきたい」と意欲を示した。

福島第一原子力発電所事故後の損害賠償や廃炉の費用、原発停止で増える代替燃料の調達費用などを賄うため、同社は1兆円の公的資本の注入を申請している。さらに金融機関から1兆円を超える追加融資を受けることも計画している。目の前に課題が山積するなかでの返済計画について、広瀬氏は具体的な方針はまもなく発表される総合特別事業計画で示したいと述べた。

これに先立ち、勝俣恒久会長と交代することが内定している原子力損害賠償支援機構の下河辺和彦運営委員長は8日午後、枝野幸男経済産業相と会い、広瀬氏の昇格を報告した。

下河辺氏は枝野氏との会談後、記者団に対し東電が2012年3月期の決算を14日に発表するとの見通しを明らかにした。枝野経産相は特別事業計画の認定について「体制が固まったので、早急に判断したい」と述べ、同社の決算発表までに認定する意向を記者団に示した。

広瀬氏は社長就任について、勝俣会長と西沢社長から7日に要請を受けたという。これまでに内部からの起用との報道があったことから「まったくの晴天のへきれきではなかったということも事実」と受け止めたことを明かした。同氏はこれまで主に販売部門での経歴が長く、事故後は被災者への賠償を担当している。

広瀬氏は、そういった経験を生かし、社会や顧客からどういった目で東電が見られているか、「もう少し敏感でありたい」と述べた。東電の問題として「われわれが一番よく知っていて、ベストな解を提供するからわれわれの言う通りにやりなさい」といった態度で顧客と接している点を指摘。問題となった西沢社長の「値上げは権利」発言については、「現場でお客様への対応が難しくなったと聞いている」と述べた。

広瀬氏と下河辺氏は6月末の株主総会と、その後の取締役会を経て、正式に社長と会長に就任する予定。広瀬氏は、社長報酬について「少なくとも私のことは決まっていない」と述べた。勝俣氏や西沢氏が退職金をもらうことは「ないと思う」と話した。  

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Alexander Kwiatkowski akwiatkowsk2@bloomberg.net

更新日時: 2012/05/09 11:00 JST

 
 
 
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