ECB資金使ったキャリー取引利益開示、銀行に義務付けか
5月4日(ブルームバーグ):欧州の銀行は欧州中央銀行(ECB)が供給した1兆ユーロ(約105兆円)余りの資金を活用したキャリートレードから得た利益を報告することや、その利益をボーナス支払いに充てないことなどを義務付けられる可能性がある。欧州議会議員らが準備した法案の草稿が示した。
ブルームバーグ・ニュースが入手した文書によると、法案はキャリートレードからの利益は銀行の「報酬やボーナス準備金を決定する際の計算に含めるべきではない」としている。同案は銀行の資本と流動性新規則「バーゼル3」を導入する欧州連合(EU)法の修正案の一部。
ECBは昨年12月以来2回の3年物資金供給オペ(LTRO)を実施。1%の金利で大量の資金を域内銀行に貸し付けた。
修正案は、銀行が「ECBのLTROの資金を使ったキャリートレードで得た利益を開示すべきだ」としている。同案の起草者として文書に名前のあるシャロン・ボウルズ議員からのコメントは得られていない。
欧州議員らはバーゼル3導入法にバンカーの報酬規制を盛り込もうとさまざまな措置を提案している。EUの欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・金融サービス担当)のヒューズ報道官は案についてコメントを控えた。
原題:Banks May Have to Disclose Profits From ECB EmergencyLoans(抜粋)
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更新日時: 2012/05/04 16:18 JST