Updated: Tokyo  2013/06/20 09:00  |  New York  2013/06/19 20:00  |  London  2013/06/20 01:00
 

NY外為:円が上昇、緩やかな米成長やスペイン格下げで

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  4月27日(ブルームバーグ):27日のニューヨーク外国為替市場では円が主要通貨の大半に対して上昇。米国の経済成長率が予想を下回ったほか、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がスペイン格付けを引き下げたことから、欧州の債務危機が深刻化しているとの懸念が広がった。

日本銀行は金融政策決定会合で追加緩和を決めたものの、成長を押し上げるには不十分との見方も円買いにつながった。ニュージーランドやカナダなど高利回り通貨は対ドルで上昇。米国の経済成長率が今年第1四半期に予想ほどは上昇しなかったことから、連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和の解除を急ぐことはないとの見方が強まった。

バークレイズの通貨ストラテジスト、アループ・チャタジー氏(ニューヨーク在勤)は、「投資家の一部は日銀がさらに思い切った行動を取ると見込んでポジションを取っていた。実際の日銀は予想していた最低限の追加緩和を実施した」と述べ、「市場参加者は一部の円ショートを解消した」と続けた。

ニューヨーク時間午後4時11分現在、円は対ドルで0.8%上昇して1ドル=80円36銭。週間ベースでは1.4%上昇した。円は対ユーロでは0.6%上げて1ユーロ=106円39銭。ユーロは対ドルで0.2%上昇して1ユーロ=1.3239ドル。週間では0.2%高。

カナダ・ドルは対ドルで0.4%高、ニュージーランド・ドルは0.9%値上がりした。

JPモルガン・ボラティリティ指数によると、主要7カ国(G7)通貨の3カ月物オプションのインプライド・ボラティリティ(IV )指数は一時8.86%に下げた。過去10年の平均値は10.6%となっている。

日銀の決定

日本銀行は27日開いた金融政策決定会合で、資産買い入れ等基金における長期国債の買い入れ額を10兆円増額し、対象国債の残存期間を1-2年から1-3年に拡大すること、さらに基金の買い入れ期限を来年6月末に延長することを決定した。

日銀は資産買い入れ等基金のうち、金融資産の買い入れを「30兆円」から「40兆円」に増額する一方で、固定金利方式の共通担保オペについては、応札額が提示額に達しないケースが発生している状況を受けて「35兆円」から「30兆円」に減額する。

ソシエテ・ジェネラルのシニア為替ストラテジスト、セバスチャン・ゲーリー氏(ニューヨーク在勤)は、日銀の決定は「かなり失望する内容だった。従って円売りの意欲も減退した」と述べた。

先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重通貨指数によると、円は過去1カ月間で3.5%上昇。ドルは0.4%安、ユーロは1%下げた。

スペインの格下げ

S&Pは26日、スペインの長期格付けを「A」から「BBB+」に引き下げた。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」とした。この発表後、ユーロは一時対ドルで下げる場面もあった。

米商務省が発表した第1四半期(1-3月)の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比2.2%増だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は2.5%増だった。昨年第4四半期は3%増だった。

原題:Yen Gains as Slower U.S. Growth, Spain Downgrade StokeDemand(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Catarina Saraiva asaraiva5@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net

更新日時: 2012/04/28 06:43 JST

 
 
 
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