米国株:4日続伸、決算や消費者マインドの改善で小売株高い
4月27日(ブルームバーグ):米国株は4日続伸。S&P500種株価指数 は週間ベースで1カ月ぶりの大幅高となった。この日発表の経済統計では経済成長率が市場予想を下回ったものの、企業業績や消費者マインドの改善が好感され、小売株が堅調に推移した。
S&P500種の小売株指数は3.5%高と、業種別24指数の値上がり率トップ。インターネット通販のアマゾン・ドット・コムやオンライン旅行会社のエクスペディアは決算が予想を上回ったことをきっかけに買い進まれた。S&Pの住宅建設株指数は3%上昇し、2008年10月以来の高値。一方、スターバックスは下落。同社決算では既存店売上高がアナリスト予想に届かなかった。
S&P500種株価指数は前日比0.2%高の1403.36。同指数は週間では1.8%高と、2週連続の上昇となった。ダウ工業株30種平均は23.69ドル(0.2%)高の13228.31ドル。米証券取引所の出来高概算は約62億株と、3カ月平均を7%下回った。
BKDウェルス・アドバイザーズ(ミズーリ州スプリングフィールド、運用資産19億ドル)の最高投資責任者(CIO)、ジェフ・レイマン氏は「経済成長が引き続き緩やかながらも着実なペースになることが示された」と指摘。「消費者は自信を強めており、それは好ましい。企業業績の全般的な改善も好感できる」と述べた。
ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種構成銘柄で10日以降に決算を発表した271社のうち約75%がアナリスト予想を上回った。同データによれば、1-3月(第1四半期)の1株当たり利益は5.3%の伸びが予想されている。
追加緩和の「差し迫った必要」はない第1四半期(1-3月)の米実質国内総生産(GDP)速報値の発表後も株価は上昇した。同速報値(季節調整済み、年率)は前期比2.2%増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は2.5%増だった。米消費者マインド指数は4月に上昇し、昨年2月の水準に接近した。
米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、米経済が一段と軟化した場合は金融当局が追加措置を講じる可能性が高いとしながらも、追加措置の「差し迫った必要性」はないと述べた。
この日はS&P500種の業種別10指数のうち6指数が上昇。消費関連や資本財株の上げが目立った。住宅建設株指数は構成する11銘柄中10銘柄が値上がり。
アマゾンが高いアマゾンは16%高と、09年10月以来の大幅上昇。同社決算は1株当たり利益がアナリスト予想の4倍となった。ジェフ・ベゾスCEOは、最新版キンドルと商品をより迅速に発送する機能を備えた倉庫に資金を投じ、顧客拡大を図っている。
エクスペディアは24%急伸し、S&P500種構成銘柄の値上がり率トップ。
スターバックスは5.3%安と、昨年8月18日以来の大幅下落。同社の既存店売上高は全世界で7%の増加にとどまった。コンセンサス・メトリックスが集計したアナリスト17人の予想平均では8.2%増と見込まれていた。
原題:S&P 500 Gains as Retailers Surge to Record on EarningsReports(抜粋)
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更新日時: 2012/04/28 06:51 JST