Updated: Tokyo  2013/05/25 00:19  |  New York  2013/05/24 11:19  |  London  2013/05/24 16:19
 

4月27日の米国マーケットサマリー:株が4日続伸、決算など受け

Share Google チェック

4月27日(ブルームバーグ):ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)


為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3240   1.3219
ドル/円             80.36    80.99
ユーロ/円          106.39   107.07


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種     13,228.39     +23.77     +.2%
S&P500種         1,403.37      +3.39    +.2%
ナスダック総合指数  3,069.20     +18.59     +.6%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .26%       +0.00
米国債10年物     1.93%       -.01
米国債30年物     3.11%       .00


商品 (中心限月)           終値    前営業日比   変化率
COMEX金(ドル/オンス) 1,664.80  +4.30    +.26%
原油先物   (ドル/バレル)   104.70   +.15    +.14%

◎外国為替市場

27日のニューヨーク外国為替市場では円が主要通貨の大半に対して上昇。米国の経済成長率が予想を下回ったため、円への逃避需要が高まった。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がスペイン格付けを引き下げ、欧州の債務危機が深刻化しているとの懸念が広がったことも円の支援材料。

日本銀行はこの日の金融政策決定会合で追加緩和を決めたものの、成長を押し上げるには不十分との見方も円買いにつながった。ニュージーランドやカナダなど高利回り通貨は対ドルで上昇。米経済が第1四半期に予想ほど成長しなかったことから、米金融当局が金融緩和の解除を急ぐことはないとの見方が強まった。

バークレイズの通貨ストラテジスト、アループ・チャタジー氏(ニューヨーク在勤)は、「一部の投資家は日銀がもっと思い切った行動を取ると見込んでポジションを取っていたが、実際は予想していた最低限の追加緩和にとどまった」と述べ、「円売り持ちの一部を解消する動きとなった」と続けた。

ニューヨーク時間午後4時11分現在、円は対ドルで0.8%上昇して1ドル=80円36銭。週間ベースでは1.4%上昇した。円は対ユーロでは0.6%上げて1ユーロ=106円39銭。ユーロは対ドルで0.2%上昇して1ユーロ=1.3239ドル。週間では0.2%高。

◎米国株式市場

米国株は4日続伸。S&P500種株価指数 は週間ベースで1カ月ぶりの大幅高となった。この日発表の経済統計では経済成長率が市場予想を下回ったものの、企業業績や消費者マインドの改善が好感され、小売株が堅調に推移した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比0.3%高の1403.44。同指数は週間 では1.8%高と、2週連続の上昇となった。

BKDウェルス・アドバイザーズ(ミズーリ州スプリングフィールド、運用資産19億ドル)の最高投資責任者(CIO)、ジェフ・レイマン氏は「経済成長が引き続き緩やかながらも着実なペースになることが示された」と指摘。「消費者は自信を強めており、それは好ましい。企業業績の全般的な改善も好感できる」と述べた。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種構成銘柄で10日以降に決算を発表した271社のうち約75% がアナリスト予想を上回った。同データによれば、1-3月(第1四半期)の1株当たり利益は5.3%の伸びが予想されている。

◎米国債市場

米国債市場では、10年債利回りが一時付けていた12週ぶり低水準から下げを縮める展開。欧州債務危機の悪化懸念から相場は上昇していたが、1-3月(第1四半期)の米国内総生産(GDP)統計を手掛かりに上げ幅を縮小した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のエコノミストが開発した金融モデルに基づくタームプレミアム(期間に伴う上乗せ利回り)は、米国債がここ7週間で最も割高な水準付近となっていることを示している。米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)は、GDPの伸びが市場予想に届かなかったことから、金融当局による景気刺激策は依然として選択肢だとの見方を示した。その上で、実施の差し迫った必要性はないとも述べた。

みずほセキュリティーズUSAの米国債トレーディング責任者、ジェームズ・コンビアス氏(ニューヨーク在勤)は「この水準では米国債への強い買い意欲は湧かない」とし、「利回りをもっと押し下げるには、新たな材料が必要だ。現在、十分低い水準にある」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後2時45分現在、10年債利回り は前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.93%。一時1.88%と、2月3日以来の低水準を付けた。同年債(表面利率2%、2022年2月償還)価格は2/32上げて100 19/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸。ドルが下落したことで、代替投資先としての金の需要が拡大した。

第1四半期(1-3月)の米経済成長率が市場予想を下回ったことを背景に、ドルは主要通貨のバスケットに対して一時0.3%値下がりした。金は年初から6.3%上昇、ドルは1.8%下落している。

アーチャー・フィナンシャル・サービシズの市場ストラテジスト、アダム・クロフェンシュタイン氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、「ドル相場の下落が金を支えている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前日比0.3%高の1オンス=1664.80ドルで終了。週間では1.3%の上昇。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続伸。3週間ぶりの高値となった。米経済成長率が市場予想を下回ったものの、個人消費の大幅な伸びを好感し、買いが優勢になった。予想を上回る決算も買い材料。

個人消費は2.9%増と、約1年ぶりの高い伸びとなり、最も楽観的な予想も上回った。実質国内総生産(GDP)速報値は前期比2.2%増。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は2.5%増だった。インターネット通販最大手、アマゾン・ドット・コムの決算で利益が予想を上回り、株式相場は堅調となった。

プレステージ・エコノミクス(テキサス州オースティン)のジェイソン・シェンカー社長は、「相場は悪いニュースをこなし、取引終了にかけて上昇した」と指摘。「政府発表のデータはわずかに買い材料とみなされており、企業利益は健全だ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物6月限は前日比38セント(0.36%)高の1バレル=104.93ドルで終了。終値としては2日以来の高値となった。週間では1.8%、年初からは6.2%それぞれ上昇している。

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212- 617-3007

参考画面:記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba+1-212-617-3007 schiba4@bloomberg.netEditor: Akiko Nishimae記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保 義人 Yoshito Okubo + 81-3-3201-3651okubo1@bloomberg.net

更新日時: 2012/04/28 06:14 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。