欧州債:スペイン債下落、S&P格下げ響く-英国債も軟調
4月27日(ブルームバーグ):27日の欧州債市場ではスペイン国債が下落、2年債利回りはほぼ2週間ぶりの大幅上昇となった。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるスペイン格下げのほか、同国失業率が18年で最悪となったことが響いた。
債務危機深刻化への懸念から安全資産への逃避でドイツ国債は買われ、利回りは過去最低を付けた。オランダ国債も上昇。欧州連合(EU)が定める財政赤字の基準を満たすため、与野党が緊縮策で合意した。イタリア国債はほぼ変わらず。この日の同国政府の入札では借り入れコストが上昇したほか、発行高が目標上限に届かなかった。
ドイツ銀行のユーロ圏金利戦略責任者、モヒト・クマール氏(ロンドン在勤)は「イタリア入札前に市場はスペイン格下げのニュースで浮き足立っていた」とし、「格下げ後に周辺国債が売りを浴び、ドイツ国債が買われた。市場の不安定を考えると入札結果はそこそこだ」と話した。
ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債 利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.88%。一時は6%に達した。同国債(表面利率5.85%、2022年1月償還)価格は0.355下げ99.77となった。
スペイン2年債利回りは2bp上昇の3.28%。一時は22bp上げ、16日以来で最大の上昇となった。月初来では75bp上げている。
S&Pはスペインの長期信用格付けを「BBB+」と、従来の「A」から引き下げ見通しをネガティブとした。
イタリア10年債 利回りは13bp上げた後、5.64%となった。フランス10年債利回りは2bp上昇し3%。
ドイツ2年債利回りは0.10%で、前日からほぼ変わらず。過去最低となる0.075%まで下げる場面もあった。5年債利回りは1bp低下の0.64%。一時は0.595%まで低下し、これまでの最低を付けた。10年債利回りは2bp上昇し1.70%。
英国債英国債相場は下落。英政府はこの日の入札で30億ポンド相当の証券を発行した。
英10年債利回り は前日比3bp上昇の2.13%。同国債(表面利率4%、2022年3月償還)の価格は0.28下げ116.57となった。
原題:Spanish Bonds Fall After S&P Cuts Debt Rating; GermanBunds Rise(抜粋)Pound Extends Winning Streak Versus Dollar toLongest Since 1992(抜粋)
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更新日時: 2012/04/28 02:18 JST