Updated: Tokyo  2013/05/21 21:53  |  New York  2013/05/21 08:53  |  London  2013/05/21 13:53
 

【個別銘柄】任天堂やアルバク、三菱重急落、郵船やアドテスト買い

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4月27日(ブルームバーグ):きょうの日本株市場で、株価変動材料があった銘柄の終値は以下の通り。

任天堂 (7974):前日比5.6%安の1万900円。2013年3月期の連結純損益は200億円の黒字になる見通し、と26日に発表。携帯ゲーム機「3DS」の不振や円高などで初の赤字決算となった前期から一転、新型の据え置き機「WiiU」投入などで利益確保を図る。ただ、ブルームバーグ・データにあるアナリスト20人の事前予想の平均329億円を下回り、失望売りを浴びた。前期連結純損益は432億円の赤字。

アルバック (6728):150円(19%)安の646円とストップ安で、04年4月の株式上場以来の安値を付けた。12年6月期の連結純損益予想を18億円の赤字から516億円赤字に下方修正する、と26日に発表。FPD、PV製造装置の受注減少が続く。700人の希望退職者募集など事業構造改革費用260億円を特損計上することも影響。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断を「アウトパフォーム」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を1850円から596円に下げた。

三菱重工業 (7011):5.5%安の364円。13年3月期の連結営業利益は前期比7.2%増の1200億円になる見通し、ときょう午後1時に発表。ブルームバーグ・データによるアナリスト18人の予想平均(1488億円)に届かず、失望売りに押された。

日本郵船 (9101):2.2%高の238円。13年3月期の連結純損益は230億円の黒字(前の期は728億円の赤字)になる見通し、とこの日の昼休み時間帯に発表。足元の運賃回復、LNG船の旺盛な輸送需要、航空運送事業でのコスト削減の進展を見込む。ブルームバーグ・データによるアナリスト16人の予想平均(182億円)を上回り、午後に買われた。今期純損益を110億円の黒字(前期は414億円の赤字)を計画した川崎汽船 (9107)も4.9%高の170円。一方、今期純損益予想が30億円の黒字(前期は260億円赤字)と、アナリスト18人の予想平均(145億円)を下回った商船三井 (9104)は1%安の312円。

アドバンテスト (6857):7.2%高の1340円。13年3月期の連結営業利益の予想レンジを120億円から200億円に設定する、と26日に発表。前の期は8億3700万円。高成長が期待されるスマートフォン向け各種半導体などのテスター需要が伸びる見通し。JPモルガン証券では、収益構造が従来のメモリーを中心からスマホ・タブレットなどモバイル関連テスターへ変わった点を確認できたなどと指摘。投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に、目標株価を900円から1500 円に引き上げた。

武田薬品工業 (4502):1.8%安の3485円。米食品医薬品局(FDA)から糖尿病新薬の追加データの提出を求められた、と26日に発表。SMBC日興証券では、糖尿病新薬の承認の可能性が高いとみられていただけに、ネガティブな印象とした。糖尿病薬「アログリプチン」の米国販売時期予想を12年7-9月期から13年4-6月期に変更し、13年3月期の連結営業利益予想を2170億円から2050億円に減額、目標株価を3700円から3600円に見直した。

マキタ (6586):4%安の3090円。13年3月期の連結営業利益は前期比9.3%減の440億円の見通し、ときょう午後2時20分に発表。先進国の需要回復は緩やかで、新興国では低価格製品が売り上げの中心になるとみる。ブルームバーグ・データにあるアナリスト15人の予想平均値497億円を下回った。同社は電動工具が主力。

イビデン (4062):8.2%安の1649円と連日の大幅安。25日公表の13年3月期の連結営業利益計画は前期比16%増の180億円と、事前のアナリスト予想の平均267億円を下回ったことを嫌気する売りが続いた。26日には、オーストリアの自動車排ガス浄化関連製品メーカー、セラムグループを6月までに買収すると発表。買収金額は非開示、今期業績への影響は軽微としている。

アコーディア・ゴルフ (2131):11%高の6万1500円。PGMホールディングス (2466)が同業のアコゴルフに対し、経営統合提案を検討していることが27日に分かった。PGMの神田有宏社長がブルームバーグ・ニュースの取材で明らかにした。PGMHDの終値は0.2%安の6万2100円。

荏原 (6361):8%高の325円。風水力事業での売り上げ増加や固定費の削減などにより、12年3月期の連結営業利益は従来予想比15%増の230億円(前の期比27%減)になったもようと、26日に発表。ブルームバーグ・データによるアナリストの事前予想平均値(173億円)を上回り、買いが膨らんだ。

ソフトバンク (9984):3.1%高の2396円。13年3月期の連結営業利益は7000億円を確実に上回る、との予測を26日に公表。米アップルの携帯電話「iPhone」の好調に伴うデータ通信収入増などを引き続き見込む。12年3月期は前の期比7.3%増の6753億円で、7期連続の最高益。また、前期年間配当は1株当たり40円と、前の期に比べ8倍の水準に増配。好業績、株主還元姿勢が評価された。

信越化学工業 (4063):3.6%高の4640円。SMBC日興証券では、米国塩ビ樹脂事業が全体業績をけん引するだろうとし、13年3月期の連結営業利益を1700億円と予想した。会社側が26日に公表した12年3月期の連結営業利益は前の期比0.3%増の1496億円だった。ブルームバーグ・データによると、決算発表後にリポートを発行したアナリスト7人の今期予想の平均は1717億円。

エムスリー (2413):6.3%高の37万3000円。12年3月期の連結純利益は前の期に比べ29%増の44億9200万円だった、と26日に発表。収益柱の医療ポータル分野で、会員数増加を背景に医療関連会社マーケティング支援が売り上げを伸ばし、調査分野も増収。海外も米英を中心に好調で、為替変動のマイナスの影響を吸収した。13年3月期は人件費増をこなし、前期比18%増の53億円を計画。野村証券では投資判断「買い」を継続、MR君などのプラットフォームを生かす派生ビジネスの充実、成長が見込める点を確認できたと評価した。

JT (2914):3.7%安の44万3500円。国内、海外ともにたばこの販売が好調に推移するとし、13年3月期の連結営業利益は前期比5.2%増の4830億円になる見通しと26日に発表。ただ、ブルームバーグがまとめたアナリスト7人の予想平均値(5232億円)には届かず、失望売りが優勢となった。

NEC (6701):4%安の145円。きょうの取引終了後に決算発表を控え、警戒感が強まった。午後3時半に発表した12年3月期の連結純損益予想は1103億円の赤字(前の期は125億円の赤字)。同社は、国内外で計1万人の人員削減を実施し、400億円の特別損失を計上する予定と1月に公表していた。13年3月期は200億円の黒字を予想したが、ブルームバーグ・データによるアナリスト11人の予想平均(293億円の黒字)には届いていない。

ショーワ (7274):100円(17%)高の702円でストップ高。世界的な自動車需要の増加に伴い、13年3月期連結純利益は前期比2.2倍の55億円を見込む、と26日に発表。採算性の急改善を見込む買いが膨らんだ。同社はホンダ系の自動車部品メーカー。

ワコム (6727):9.7%高の19万2200円。コンポーネント事業の伸びが寄与し、12年3月期の連結純利益は前の期と比べ11%増の22億円だった、と26日に発表。13年3月期は前期比65%増の36億円を計画、成長加速を見込む買いが入った。

リコー (7752):1.8%高の724円。13年3月期の連結純損益は330億円の黒字(前期は446億円の赤字)に転換する見通し、と26日に発表。震災やタイ洪水の影響がほぼなくなるほか、構造改革効果が寄与する。ブルームバーグ・データによるアナリスト16人の事前予想平均値(287 億円の黒字)を上回り、買いが先行した。JPモルガン証券では、投資判断を「アンダーウエート」から「中立」に引き上げた。

京セラ (6971):4%高の7860円。13年3月期の連結営業利益は前期比33%増の1400億円になりそう、と26日に発表。携帯電話向けなどに半導体や電子部品の販売が伸びる見通し。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、事前に予想した1290億円を大きく上回り、ポジティブサプライズと指摘。ブルームバーグ・データによるアナリスト19人の予想平均値は1179億円だった。

オムロン (6645):6.9%高の1707円。制御機器や電子部品などの需要回復で、13年3月期の連結純利益は前期比74%増の285億円を計画する、と26日に発表。ブルームバーグ・データにあるアナリスト15人の予想平均値254億円を上回り、業況改善を見込む買いが入った。

ユアテック (1934):9.7%安の380円。26日に決算を発表、13年3月期の連結営業利益は85億円の赤字と前期の64億円の黒字からの悪化を予想した。親会社の東北電力が震災の影響で厳しい経営環境にあり、同社向け受注工事量の減少や取引価格低下を想定、前期比21%減収を見込む。

愛三工業 (7283):9.8%高の851円。ハイブリッド車など環境対応車の生産が想定より増えたことが寄与し、12年3月期の連結営業利益は55億円と従来想定の48億円から14%上振れて着地した、と26日に発表。前の期との比較では、減益率が9.1%に縮小。13年3月期は前期比37%増の75億円を見込み、業況改善が好感された。

チャーム・ケア・コーポレーション (6062):大証ジャスダック市場にきょう新規株式公開(IPO)した。初値は1000円と公開価格の950円を5.3%上回った。終値は1200円。大阪、奈良、京都、兵庫の近畿地方4府県で、合計15カ所の介護付きや住宅型の有料老人ホームを運営する。12年6月期の単独営業利益は前期比7.2%増の6億2200万円、1株当たり純利益は168円92銭を見込む。公開価格から算出した株価収益率(PER)は5.6倍。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 河野敏 Satoshi Kawano skawano1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:東京 大久保義人 Yoshito Okubo okubo1@bloomberg.net香港 Nick Gentle ngentle2@bloomberg.net

更新日時: 2012/04/27 16:25 JST

 
 
 
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