EU:域内銀のバーゼル規制猶予を検討、米銀が適用免れれば
4月26日(ブルームバーグ):米国などの銀行 がバーゼル資本・流動性規制の完全実施を免れる場合、欧州連合(EU)圏内の銀行は同規制実行の一部猶予を認められる可能性がある。
バーゼル銀行監督委員会による世界的な規制実行の際に、域内の銀行が競争面で不利にならないよう、EU議会は対策を検討している。ブルームバーグが入手した文書で明らかになった。
「バーゼル3」として知られる資本・流動性規制は2008年の米リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻後に発生した金融危機の再発を防止することが狙い。欧州委のバルニエ委員(域内市場・金融サービス担当)はこれまで、2010年に承認された同規制を米国がどのように適用するのか「見守る」と表明している。
バーゼル3実施に関する法律の欧州議会での採択で中心的な役割を果たすオスマル・カラス議員(オーストリア)は同文書で、世界的な競争レベルに対応できるよう適切な措置を取る権限が、欧州銀行監督機構(EBA)とEUの行政執行機関である欧州委員会に与えられるべきだと提言している。
バーゼル委は3日、米国や中国など8カ国で同規制の実施が遅れていると指摘。24日付のリポートによれば、米国はバーゼル委が2004年に合意したバーゼル2もまだ完全には実行していない。
カラス議員は今回の文書で、EBAが各国による同規制の実施状況を「定期的に審査」するよう求めている。
原題:EU Weighs Basel Reprieve for Banks If U.S Rivals AvoidRules (1)(抜粋)
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更新日時: 2012/04/27 04:03 JST