Updated: Tokyo  2013/05/22 13:06  |  New York  2013/05/22 00:06  |  London  2013/05/22 05:06
 

債券反落、高値警戒で売り優勢

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4月24日(ブルームバーグ):債券相場は反落。朝方は、欧州政局懸念などを背景に前日の米国債相場が続伸した流れを引き継いで買いが先行した。しかし、その後は高値警戒感から売りが優勢になり、午後に発表された20年債入札結果を受けて相場は一段安となった。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊債券ストラテジストは、きょう実施の20年債入札結果について、「最低落札価格が市場予想よりも低かった。入札結果や相場が直近高値まで達していたこともあり、午後に値を下げた」と述べた。

東京先物市場で中心限月6月物は4営業日ぶりに反落。前日比9銭高の143円04銭と、中心限月の日中で2月14日以来の高値で始まった。その後は徐々に水準を切り下げ、午後の20年入札結果発表後には142円77銭まで下落。結局は16銭安の142円79銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物の321回債利回りは前日比横ばいの0.91%と、2010年10月29日以来の低水準で開始。その後は水準を切り上げ、午後2時40分過ぎには2ベーシスポイント(bp)高い0.93%まで上昇。その後は0.925-0.93%で推移している。

5年物の103回債利回りは0.5bp低い0.26%と、10年10月19日以来の低水準で開始した。その後、しばらく0.265%で推移したが、午後1時20分前後から0.5bp高い0.27%に上昇した。前回入札された20年物の134回債利回りは1bp高い1.715%。午前は新発20年債利回りとして約5カ月ぶり低水準の1.695%を付けていた。

BNPパリバ証券の藤木智久グローバル・マーケット・ストラテジストは、欧州懸念を背景に海外債券相場が買われた地合いを受けて、先物は買い先行で始まったとしながらも、「この水準になると戻り売りや利益確定売りも出やすい」と話していた。

20年債入札、最低価格予想下回る

財務省がこの日実施した20年利付国債(4月発行、135回債)の入札結果によると、最低落札価格は99円75銭となり、事前予想を5銭下回った。小さければ好調とされるテール(最低と平均価格との差)は8銭となり、前回の12銭から縮小。投資家の需要の強さを示す応札倍率は3.34倍となり、前回の3.26倍を上回り、昨年10月以来の高水準となった。

みずほ証券の三浦哲也チーフマーケットアナリストは、20年債入札結果について、「市場予想を若干下回った。入れ替え需要は多少あったかもしれないが、利回り曲線上での取引にとどまり、もともと買いづらい水準感に来ていた面もある」と分析。その上で、相場について「朝方は海外市場の地合いを引き継ぎ、ブルフラット(平たん)化したが、午後に入って20年債入札結果を受けて値を下げた」と述べた。

日本相互証券によると、きょう入札された20年物の135回債利回りは業者間取引では1.71%で寄り付き、その後は1.725%程度に水準を切り上げている。

23日の米国債相場は4日続伸。ユーロ圏債務危機の影響で米国の経済成長が減速するとの懸念から、安全な逃避先としての需要が高まった。米10年債利回りは前週末比3bp低下の1.93%程度。一方、米株相場は反落。フランスとオランダの政局をめぐる不安を背景に欧州ソブリン債危機への懸念が高まった。

フランス大統領選の第1回投票では、現職サルコジ大統領の得票率が社会党の候補者に及ばなかった。また、オランダでは首相が内閣総辞職の意向を女王に伝えた。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 池田祐美Yumi Ikeda yikeda4@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保義人 Yoshito Okubo yokubo1@bloomberg.net

Rocky Swift+81-3-3201-2078 or rswift5@bloomberg.net

更新日時: 2012/04/24 15:56 JST

 
 
 
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