Updated: Tokyo  2013/05/26 09:57  |  New York  2013/05/25 20:57  |  London  2013/05/26 01:57
 

米アップルに試練、巨大企業の株価急騰持続を市場が懸念

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  4月23日(ブルームバーグ):2004年以降最大の四半期上昇率を記録した米アップル 株にブレーキがかかった。スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を手掛けるアップルは、時価総額が世界最大になった勢いを維持できないとの懸念が一部に浮上したためだ。

アップル株は今月9日に過去最高値をつけて以来10%下落し、10営業日の下落率としては昨年8月以来最大を記録した。下げに拍車を掛けたのは、モバイル機器の主要部品が不足する可能性や、米携帯電話サービス会社最大手ベライゾン・ワイヤレスでのiPhone販売の減少を示すリポートだ。また、過去にはアップル株のような急騰の前例がほとんどなかったことを手掛かりにするトレーダーもいる。

同社株など30億ドル(約2435億円)相当を運用するオークブルック・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、ギリ・チェルクーリ氏は「アップルの規模が巨大であるため、永遠に非常に高い伸び率を記録することはできない。売上高の伸びはある時点で鈍化せざるを得ないからだ」と指摘。「問題は現状がその曲線の底に近いのか天井に近いのかということだ」と付け加えた。

こうした懸念が妥当かどうかは、24日発表のアップルの1-3月(第2四半期)決算 で判明しそうだ。ブルームバーグの集計データによると、前年同期比で55%増益、48%増収が見込まれている。中国など22カ国でのiPhone4Sの発売や、タブレット端末「iPad(アイパッド)」の新製品投入が寄与しているが、決算発表が予想に届かなければ株価は再び下落する恐れもある。

アップル株は23日に前週末比0.2%安の571.70ドルで終了。年初来の上昇率は41%に縮小した。1-3月期の上昇率は48%で、四半期ベースでは04年10-12月以来最大だった。

過去のデータに注目するトレーダーや投資家によると、アップル並みの規模の企業でこれほどの急上昇を演じるのほとんどない。1990年代のテクノロジー株の代表的銘柄は急上昇後にそれに匹敵する急落を記録していた。

ブルームバーグの集計データによると、アップルの時価総額は今月9日までの4カ月間で2500億ドル強増加し、1990年代のテクノロジー株バブル以来最大の伸びを記録。90年代のバブル期にはシスコ・システムズ が8カ月で3500億ドル強、インテルは4カ月で2300億ドル強、それぞれ時価総額が急拡大した。ただシスコはその後2カ月で2000億ドル強、インテルは1カ月半で1300億ドル近くの時価総額を失った。シスコは2000年のピーク時の約5分の1、インテルは約4分の1に低迷している。

アップルはS&P500種株価指数の構成銘柄別ウエート が2月28日以降、4%を超えている。ゼネラル・エレクトリック(GE)とマイクロソフト、エクソン・モービルも過去13年間に4%台に達したが、3社はいずれも10カ月以上にわたってこの水準を維持できなかった。シスコは4%台を維持したのは9営業日間だけだった。

記事に関する記者への問い合わせ先:サンフランシスコ Adam Satariano asatariano1@bloomberg.net;サンフランシスコ Ian King ianking@bloomberg.net;ニューヨーク Whitney Kisling wkisling@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Tom Giles tgiles5@bloomberg.net;Nick Baker nbaker7@bloomberg.net

更新日時: 2012/04/24 07:01 JST

 
 
 
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