Updated: Tokyo  2013/06/20 13:17  |  New York  2013/06/20 00:17  |  London  2013/06/20 05:17
 

4月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

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  (ブルームバーグ):欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロは対ドル2週間ぶり高値、独統計受け

ニューヨーク外国為替市場では、ユーロがドルに対して2週間ぶり高値を付けた。ドイツのIfo経済研究所がまとめた4月の企業景況感が予想外に改善したことを受け、リスクテーク意欲が高まった。

ユーロは円に対しても上昇。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、欧州債務危機への対応強化を図る国際通貨基金(IMF)への4300億ドル(約35兆円)を超える追加拠出を決定した。ポンドは対ドルで5日続伸。20日に発表された3月の英小売売上高が高い伸びを示したことが背景。ブラジル・レアルは6日ぶり上昇。テクニカル指数ではレアルが急速に下げ過ぎた可能性が示唆された。

スタンダード・チャータード銀行の先進10カ国通貨戦略グループを統括するネッド・ランペルティン氏(ロンドン在勤)は「広範にわたり地合いが回復している。Ifo指数が予想を上回ったことでユーロが押し上げられた」と指摘。「英小売売上高もかなり良好な内容だった」と述べた。

ニューヨーク時間午後3時33分現在、ユーロはドルに対して前日比0.6%高の1ユーロ=1.3215ドル。週間ベースでは3月30日以来で初のプラスとなり、1.1%高。この日は一時、1.3225ドルと今月4日以来の高値に上げる場面も見られた。円に対しては0.5%高の1ユーロ=107円78銭。週間では3月30日以降で初めて上昇し1.8%高。円は対ドルでほぼ変わらずの1ドル=81円54銭。週間では0.8%安となっている。

20日発表された4月の独Ifo 企業景況感指数は109.9と、前月の109.8から上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト40人の調査では中央値で109.5への低下が予想されていた。

IMF拠出決定

G20はIMFの融資能力を拡大するため、4300億ドル(約35兆円)を超える追加拠出を表明した。深刻化する欧州債務危機から世界経済を守るIMFの取り組みを支援する。G20の財務相・中央銀行総裁は20日、ワシントンでの会議を閉幕。発表された今回の追加拠出で、IMFの支援能力は2倍近くに強化された。

リスクテーク意欲の高まりを受けて、ブラジル・レアルは対ドルで反発。ブラジル中銀が今週、政策金利を引き下げた上、さらなる利下げの可能性を示唆したことを背景に、レアルは前日まで5日続落していた。

ドルに対するレアルの相対力指数(RSI、期間14日)は、昨年9月以来最長となる4日連続で30を下回った。指数が30を下回る水準は、通貨が大幅かつ急速に値下がりし過ぎた可能性を示唆する。

レアルは対ドルで前日比0.5%高の1ドル=1.8721レアル。前日は一時、1.8935レアルと昨年11月以来の安値を付ける場面もあった。

円安見通し

円はドルに対して一時81円78銭と、今月10日以来の安値を付けた。日本銀行が来週27日の金融政策決定会合で追加金融緩和を検討するとの観測が背景。白川方明総裁は今週、米ワシントンでの講演で、日本が依然として金融緩和を必要としているとの見解を示した。

BNPパリバの為替ストラテジスト、メアリー・ニコラ氏(ニューヨーク在勤)はブルームバーグラジオのインタビューで、「日銀への政治的圧力が高まっている。このためドル円相場は円安に振れると当社は見ている」と語った。BNPは今年半ばまでに1ドル=85円に円安が進むと予想している。

この日の円は台湾ドルと韓国ウォンを除く全主要通貨に対して下げた。ブルームバーグ相関加重通貨指数によると、円は年初来8.7%低下。同指数を構成する先進10カ国通貨の中で下落率が最も大きい。ドルは2.6%、ユーロは0.4%それぞれ低下した。

英ポンドの対ドル相場は週間ベースで3カ月ぶりの大幅な上げ。英政府統計局(ONS)が発表した小売売上高指数が予想を上回る上昇を示したことが材料視された。3月の小売売上高指数(燃料含む)は前月比1.8%上昇。2月は0.8%低下だった。

原題:Euro Climbs to Two-Week High Against Dollar on GermanConfidence(抜粋)

◎米国株:3日ぶり反発、決算や独企業景況感を好感

米株式相場は3日ぶり反発。マイクロソフトやゼネラル・エレクトリック(GE)の決算が市場予想を上回ったことや、ドイツの企業景況感の改善が手掛かりとなった。

ただ株価は引けにかけ上げを縮める展開となった。アップル の下げが目立った。マイクロソフトとGEはともに上昇。GEの四半期決算では、エネルギー部門の利益拡大ペースが金融部門を2年ぶりに上回った。マクドナルドも高い。同社の決算は増益となった。バンク・オブ・アメリカ(BOA )など金融株は下落した。

S&P500種 株価指数は前日比0.1%高の1378.53。今週は0.6%高となった。ダウ工業株30種平均はこの日65.16ドル(0.5%)上げて13029.26ドル。

PNCウェルス・マネジメントのジェームズ・ダニガン最高投資責任者(CIO)は電話インタビューで、「経済指標は一部で最近弱い数字が出ているが、決算は企業が利益を出せることを引き続き示している」と指摘。「欧州危機に関するニュースが絶えず続く中、市場では国内情勢に注目しているようだ。少なくともきょうはそうだった。これは、景気回復が引き続き順調だという事実への信頼感を強めるものだ」と述べた。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500種の構成銘柄で10日以降に決算を発表した94社の利益はアナリスト予想を8.5%上回っている。S&P500種は今年に入り9.6%上昇している。

独企業景況感

ドイツのIfo経済研究所がまとめた4月の独企業景況感指数は予想に反して上昇。再燃したソブリン債危機を、ドイツ経済が乗り越えられる兆候が高まった。

S&P500種の業種別10指数では7指数が上昇。公益株や生活必需品株の上げが目立った。

マイクロソフトは4.6%高の32.42ドルと、ここ3カ月で最大の上昇。同社の1-3月(第3四半期)決算は、利益がアナリストの予想を上回った。企業向けソフトウエアの売り上げが予想以上に好調だった。

GEは1.2%高の19.36ドル。ジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)は、ガスタービンや航空機エンジン、ディーゼル機関車の製造部門に力を入れる一方、GEキャピタルのバランスシートを縮小している。工業部門の業績については、買収効果を除いて今年5-10%伸ばすとともに利益率も改善させると表明していた。

ハネウェル、マクドナルド

航空機部品などを製造するハネウェル ・インターナショナルは2.4%高の59.39ドル。同社の1-3月(第1四半期)決算は、航空機部品やエネルギー技術への需要の高まりから、利益がアナリスト予想を上回った。同社は通期見通しを上方修正した。

マクドナルドは0.7%上げて95.94ドル。同社の1-3月(第1四半期)決算は前年同期比で4.8%の増益だった。チキン・マックバイツ(一口サイズのチキンナゲット)などの新商品が米国で好調だった。

原題:U.S. Stocks Rise Amid Earnings Reports, Optimism OverEurope(抜粋)

◎米国債:10年債利回り5週連続低下、欧州危機への懸念続く

20日の米国債市場では10年債利回りが週間ベースで昨年6月以来で最長の5週連続低下。欧州ソブリン債危機は解決から程遠いとの見方が背景だ。

10年債 利回りはこの日までに6日連続で2%を下回った。20カ国・地域(G20)は欧州債務危機から世界経済を守るため、国際通貨基金(IMF)の融資能力を拡大すべく4300億ドルを超える追加拠出を表明した。連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、短期債を売却して期間が長めの国債に乗り換えるオペレーション・ツイスト(ツイストオペ)の一環として、86億3000万ドルの米国債を売却した。

GMPセキュリティーズの債券ストラテジスト、エイドリアン・ミラー氏は「欧州について何か前向きなニュースがあったとしても、米国債への買いは続くだろう」と指摘。「不透明感はまだかなり強い」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間午後3時44分現在、10年債利回りはほぼ変わらずの1.96%。同年債(表面利率2%、2022年2月償還)は1/32上げて100 10/32となっている。

過去約2週間にわたって10年債利回りは2%を挟んで前後7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)内で推移している。1年前の利回りは3.41%だった。

G20会合での決定事項

今回のG20の追加拠出決定で、IMFの支援能力は2倍近くに強化される。欧州の政策当局者らに対してはさらなる努力を求める声も出ているが、今回のG20の追加拠出表明は、2年におよぶ危機の収束に向けた欧州の取り組み強化への支持を意味している。

三菱UFJ証券USAのシニア米国債トレーダー、トーマス・ロス氏(ニューヨーク在勤)は「投資家の頭の中にあるのは欧州情勢だけだ。それが相場を動かしている」と述べた。

FRBのエコノミストが開発した金融モデルに基づくタームプレミアム(期間に伴う上乗せ利回り)は一時マイナス0.62%と、米国債は4月12日以来でマイナス幅が最も小さくなった。前日はマイナス0.67%と、3月7日以来最も割高な水準をつけていた。マイナスのタームプレミアムは投資家が適正水準を下回る利回りでも積極的に受け入れていることを意味する。

ボラティリティー指数

ボラティリティ(変動性)の指標とされるメリル・オプション・ボラティリティ・エスティメート(MOVE )指数は72.2bpと年初来平均値の79bpを下回った。同指数は3月20日に93.3bpと、年初来の最高水準をつけた。

来週24日には2年債350億ドル、25日に5年債350億ドル、26日には7年債290億ドルの入札がそれぞれ実施される。

5年物の米国債とインフレ連動債(TIPS)の利回り格差 は前日に1.88ポイントと、2月16日以来の最小に縮小した。

米財務省が19日実施した5年物TIPSの入札(発行額160億ドル)結果によると、最高落札利回り はマイナス1.08%の過去最低。投資家は消費者物価の上昇に対する備えとしてTIPSを望んでいる。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの指数によると、TIPSのリターンは年初から2.2%のプラスとなっている。

原題:Treasury 10-Year Yield Falls for Fifth Week AmidEuropeanCrisis(抜粋)

◎NY金:小幅続伸、ドルの下落で代替需要-終値1642.80ドル

ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。ドルが下落したことで、代替投資先としての金に買いが入った。

ドイツのIfo企業景況感指数が予想に反して9カ月ぶり高水準になったことをきっかけに、ユーロは対ドルで一時0.7%値上がりした。

アトヤント・キャピタル・マネジメントの運用担当者、プラティク・シャーマ氏は電話インタビューで、「金はドルと足並みをそろえて動いている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前日比0.1%高の1オンス=1642.80ドルで終了。週間では1%下落。

原題:Gold Rises on Demand for Alternative Investment asDollar Drops(抜粋)

◎NY原油:3日ぶり上昇、ドイツ企業景況感の改善を好感

ニューヨーク原油先物相場は3日ぶりに上昇。ドイツの企業景況感指数が予想を上回り、ユーロや株式相場の上昇につながったことが背景。

独Ifo経済研究所がまとめた4月の企業景況感指数 は6カ月連続のプラスとなった。ユーロは対ドルで値上がりし、株価も堅調に推移、ドル建て原油価格の上昇につながった。

プレステージ・エコノミクス(テキサス州オースティン)のジェイソン・シェンカー社長は「原油の需給ファンダメンタルズが非常に支えになっているほか、ドイツの指標は明るい経済見通しを補強している」と指摘。「景況感が良くなっており、それは原油にはプラスだ」と話した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前日比78セント(0.76%)高の1バレル=103.05ドルで終了。週間では22セントの上昇。5月限はこの日が最終取引。事実上の中心限月である6月限は1.16ドル高の103.88ドル。

原題:Oil Rises First Time in Three Days as GermanConfidence Improves(抜粋)

◎欧州株:上昇、独景況感の改善や米企業決算で-銀行株高い

20日の欧州株式 相場は上昇。4月のドイツ企業景況感が予想外に改善したほか、ゼネラル・エレクトリック(GE)などの米企業決算で利益が予想を上回ったことから、スペイン国債利回りの上昇に伴う悪影響が打ち消された。

ストックス欧州600指数を構成する19の業種別指数では、銀行株が最良のパフォーマンスとなった。ドイツ銀行とコメルツ銀行が高い。英ブックメーカー(掛け屋)のウィリアム・ヒルは2008年5月以来の高値に上昇。オリエル・セキュリティーズによる投資破断引き上げが買いを誘った。フィンランドの携帯電話メーカー、ノキアは4.4%下落。ドイツでの特許をめぐる訴訟で敗訴したことが手掛かり。

ストックス欧州600指数 は前日比0.5%高の257.79で終了。前週末比では1.7%上げ、5週間ぶりのプラスとなった。ユーロ圏のソブリン債危機が悪化するとの懸念再燃から、月初来では2.1%下げている。

クロスブリッジ・キャピタルの投資責任者マニシュ・シン氏(ロンドン在勤)は「芳しい第1四半期決算がプラスの兆しである一方、欧州債務危機に関する懸念がマイナス材料で、双方の間で綱引き状態となっているようだ」と述べた。

この日の西欧市場では、18カ国中16カ国で主要株価指数が上昇した。

原題:European Stocks Advance; Banks, Retailers Gain,Nokia Declines(抜粋)

◎欧州債:スペイン債は週間で続落、G20が危機懸念-英国債軟調

20日の欧州債市場ではスペイン国債が下落。同国の2年債は週間ベースでは2007年1月以降で最長の続落となった。20カ国・地域(G20)は、欧州ソブリン債危機が世界景気への脅威だとの認識を示すもようだ。

スペイン10年債利回りは4日ぶりに6%台に上昇。ブルームバーグが入手した草稿によると、G20はこの日のワシントンでの財務相・中央銀行総裁会議後の声明で、世界経済への重しとなる要因の1番目に「欧州の状況」を挙げる。フランス10年債相場は上昇したものの、利回りは週間ベースで1月以降最大の上げ。同国では大統領選の第1回投票が22日に行われる。ドイツ国債はこの日は軟調に推移。

RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「根底にあるセンチメントは依然としてかなり神経質で、スペインの財政見通しが引き続き強く懸念されている」と述べ、「仏大統領選が始まることから、投資家は市場でのリスクテークに消極的なままだ」と続けた。

ロンドン時間午後3時51分現在、スペイン2年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げ3.52%。前週末比では7bp上昇した。同国債(表面利率3.4%、2014年4月償還)価格はこの日、0.075下げ99.765。週間ベースで7週連続の値下がりとなる。スペイン10年債 利回りも4bp上昇し5.96%。一時は6.04%に達した。

フランス10年債利回りは2bp低下の3.08%。週ベースでは13bp上昇と、1月6日終了週以来の大幅上昇。

ドイツ10年債 は下落。ドイツのIfo経済研究所がこの日発表した4月の独企業景況感指数が予想に反して上昇。域内債務危機の中でも同国経済がかなり堅調であると示唆されたことが手掛かりとなった。利回りは3bp上げ1.72%。前週末の13日は1.74%だった。

英国債

英10年債相場は下落。利回りは前日比2bp上昇の2.17%。一時は2.21%まで上げ、5日以来の高水準を付けた。今週は13bp上昇した。同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価格はこの日、0.19下げ116.17となった。

原題:Spanish Notes Extend Longest Drop Since 2007as G-20 Sees Stress(抜粋)Pound Climbs to 6-Month High Versus Dollar asRetail Sales Surge (抜粋)

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参考画面:記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク 小林 恭子 Kyoko Kobayashi + 1-212-617-5230kkobayashi39@bloomberg.net記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保 義人 Yoshito Okubo + 81-3-3201-3651okubo1@bloomberg.net

更新日時: 2012/04/21 07:05 JST

 
 
 
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