RIMに再び試練、保険会社がiPhoneへの乗り換え容認
4月19日(ブルームバーグ):米保険会社のネーションワイド・ミューチュアル・インシュアランスが社内の携帯電話ポリシーを変更したことは、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)のトルステン・ハインス最高経営責任者(CEO)にとって新たな試練となった。
ネーションワイドは昨年10月から、電子メールやカレンダーなど業務上でアップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」や基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載機種の使用を認めている。それは、社員がRIMの「ブラックベリー」を見限り始めたタイミングだったと、ネーションワイドの新技術革新担当ディレクター、ボブ・バークハート氏は語る。
その後、同社のブラックベリー利用者7000人の約15%がiPhoneやアンドロイド携帯に乗り換えたと、ブルームバーグ・ドット・コムは「テク・ブログ」で報じている。通信契約期間が満了となったり、同社に早期解約料が発生しなくなったりした時点でさらに数千人が乗り換える公算が大きいとバークハート氏が語った。
米油田サービスのハリバートンや米銀JPモルガン・チェースなど、アップルやアンドロイドの携帯への切り替えを支持する企業は増えている。かつてRIMの電子メールや安全機能を重宝していた企業が相次いで離れたことで、業績てこ入れを目指すハインスCEOの取り組みはさらに厳しくなりそうだ。同氏は主に法人顧客での成功に賭けている。
ハインスCEOは3月29日、「法人向け事業に再び注力し、この分野での主導的立場を利用する方針だ」と指摘。「RIMは自分の携帯を持ちこむ動きに乗り遅れた」と述べた。
バークハート氏は、職場と私生活で同じ携帯を利用したいという従業員の意向はますます強まっていると指摘した。
ネーションワイドでは4万4000人の従業員のうち約3500人が業務でiPhoneあるいはアンドロイド携帯を使用し、その大半は私物だ。RIMが提供する安全機能を利用するため、ネーションワイドなどは携帯向けセキュリティーを手掛けるグッド・テクノロジーやモバイルアイロンと提携している。
原題:Nationwide Employees Ditch BlackBerrys in Latest Setbackfor RIM(抜粋)
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更新日時: 2012/04/19 13:05 JST