中国企業IPOに逆風-相次ぐ業績・監査問題で投資家が敬遠
4月19日(ブルームバーグ):海外で新規株式公開(IPO)果たした中国企業の業績下方修正や監査法人との対立、上場廃止が投資家の不振増幅や時価総額縮小につながり、新規上場にも悪影響を及ぼしている。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、2010年初め以後にニューヨークや香港など世界的な市場で株式公開した中国企業180社は、IPO価格を平均21%下回る水準で取引されている。MSCI世界指数 はこの間、10%上昇。同年初め以後に米国でIPOを実施した407社はIPO価格から平均で4.4%値上がりしている。
香港に上場している中国企業と監査法人との間で今年に入り少なくとも6件の対立が生じている。香港の主要株式市場で10年に株式公開した中国企業の4分の1余りが上場後に業績見通しを引き下げているが、同年IPOを実施した中国以外の企業ではその割合は10%未満だ。
米国上場の中国株に投資するパラゴン・キャピタル(ニューヨーク)のファンドマネージャー、ケビン・ポラック氏は「投資家が懸念しているのはつまり、こうした中国企業は正確に経営実態を開示しているのかということだ」と指摘、「その巻き添えでダメージが生じているのは間違いない。有名な監査法人やバンカーがその企業の背後にいたとしても、残念なことにそれはお墨付きを意味するものではない」と述べた。
原題:Investors Shun Chinese IPOs as Auditor Disputes UndermineValues(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Fox Hu fhu7@bloomberg.net
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更新日時: 2012/04/19 11:51 JST