YPF株、最大の下落-親会社の要求をアルゼンチン政府拒否
4月18日(ブルームバーグ):アルゼンチン最大の石油会社YPF 株は18日に、過去最大の下げとなった。親会社スペインのレプソルYPF は、YPFを管理下に置く方針を示したアルゼンチン政府に対しその見返りとして105億ドル(約8500億円)を要求したが、同政府はこれを拒否した。
YPF株はブエノスアイレス市場で前日比29%安の77.05ペソと、ブルームバーグが統計を開始した1994年以降で最大の下げとなった。また同社の米国預託証券(ADR)も前営業日比33%安の13.12ドルと、これまでで最大の下落となった。17日は取引が停止されていた。
アルゼンチン経済財務省のキシジョフ次官はレプソルの要求を退け、同国政府はYPF株51%の取得について「確かなデータ」に基づき価値評価を下すことになると説明した。アルゼンチンのフェルナンデス大統領は今週、YPFは同国で十分な投資を怠ったとして政府の管理下に置くとした。
ブル・マーケット・ブローカーズのアナリスト、フアン・ホセ・バスケス氏はブエノスアイレスから電話インタビューに答え、「YPF株取得でアルゼンチン政府がいくら払う計画か誰にも分からず、そのことが投資家を神経質にさせている」と説明。「アルゼンチン政府が経営権を握れば、同社が株主利益の最大化を目標とすることは金輪際ない」と付け加えた。
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更新日時: 2012/04/19 10:02 JST