Updated: Tokyo  2013/05/23 10:22  |  New York  2013/05/22 21:22  |  London  2013/05/23 02:22
 

【個別銘柄】金融上げ顕著、電子部品や腕時計高い、アコゴルフ急落

Share Google チェック

  4月18日(ブルームバーグ):きょうの日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比2.8%高の3330円、日立製作所 (6501)が3.2%高、コマツ (6301)が4%高など。国際通貨基金(IMF)がことしの世界の経済成長見通しを従来の3.3%から3.5%に上方修正したことに加え、為替市場でも円安が進行。午後にはアジア株高も追い風となり、業績に対する期待感が広がった。

金融株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が2.9%高の397円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が2.4%高、野村ホールディングス (8604)が3.8%高など。17日の欧州債市場でスペインの短期債入札の発行額が目標上限を上回り、スペイン国債を中心に高債務国の国債が上昇。欧州債務問題への懸念が後退したことが好感された。東証1部33業種の上昇率上位に証券・商品先物取引、その他金融、保険が入った。

TDK(6762)など電子部品株:TDKが3.7%高の4305円、日本電産 (6594)は2.3%高の7500円。世界最大のハードディスク駆動装置(HDD)メーカー、米シーゲート・テクノロジーが17日に決算を発表。ゴールドマン・サックス証券では、シーゲートの決算はHDD業界の数量が順調に回復見込みである点を示唆し、TDKや日電産の業績期待値を維持する上で安心感を与える内容と指摘した。また、メリルリンチ日本証券はテクノロジー業界のリポートで、4-6月のサブセクターのトップピックは電子部品とし、TDKと日電産をトップピック銘柄に選定。同証が注目銘柄に挙げたアルプス電気 (6770)も3.9%高、日本航空電子工業 (6807)も6%高となった。

住友電気工業(5802):5.4%高の1099円。横浜製作所での大規模畜発電システムの実証運転を17日に発表。実証システムの建設に着手、ことし7月から運転を開始するという。クレディ・スイス証券では、火災事故を起こした日本ガイシのNAS電池よりも低温度で運転可能なため、より安全性が高く、将来性が極めて高い蓄電池であると評価。投資判断「アウトパフォーム」を継続した。同社株が主導し、非鉄金属 は東証1部33業種の上昇率2位。

アコーディア・ゴルフ(2131):14%安の5万2800円。一時5万1700円とストップ安水準まで下げた。一部の業務執行取締役の経費利用などについて不適切な点がある問題が生じたとし、社外取締役3名全員で構成する特別コンプライアンス委員会を設置することを11日に決定、現在調査が進行中と17日に発表した。それに先立ち、同社の秋本一郎専務は同日午後に東京都内で会見、竹生道巨社長が計5000万円以上を個人的に不正に支出していたなどと主張した。経営体制への不安から売りが広がった。

電子材料株:日東電工(6988)が4.9%高の3435円、日立化成工業 (4217)が4.6%高、JSR (4185)が3.5%高など。ドイツ証券では、電子材料業界の業況が1-2月の低迷を経て3月から改善基調に入ったと判断し、電子材料セクターの投資判断を「マーケットウエート」から「オーバーウエート」へ引き上げた。

腕時計大手株:シチズンホールディングス(7762)が5.8%高の512円、カシオ計算機(6952)が3.2%高など。野村証券はセクターリポートで、腕時計市場は高成長が期待され、特に成長力が高い中級ブランドで強みがある日本メーカーは恩恵を享受すると分析。推奨の筆頭銘柄としたシチズンHの目標株価を530円から600 円へ引き上げた。また、時計事業の高い競争力を再確認したとし、カシオの投資判断は「中立」から「買い」へ上げた。

大日本住友製薬 (4506):1%安の807円。バークレイズ・キャピタル証券では17日、決算発表を控えた医薬品各社の業績予想変更に基づき、セクター内での相対感で投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に、目標株価を820円から700円に下げた。

スズキ(7269):1.9%高の1920円。ゴールドマン・サックス証券では、インド準備銀行(中央銀行)が17日、政策金利のレポレートを0.5ポイント引き下げ8%としたことを受け、ブルームバーグの事前コンセンサス予想を上回る緩和策は、インド事業を収益源とする同社株にとってポジティブと指摘した。投資判断は「買い」を確認。

セメント株:太平洋セメント(5233)が2.2%高の190円、住友大阪セメント (5232)が3%高の242円。SMBC日興証券は17日付の決算プレビューに関するセクターリポートで、13年3月期のセメント2社の営業利益計画は保守的な数値にとどまる可能性が大きいが、セメント内需の増加、期中の値上げ期待があり、株価は上振れ余地を織り込みにいく展開を予想した。

日本光電 (6849):6.3%高の2368円。JPモルガン証券は17日、投資判断「オーバーウエート」を継続した上で、目標株価を3200円から3600円に上げた。国内売上高の堅調、海外事業はモニター新製品投入など将来成長の種まきが着実だと指摘。為替の安定とともに、円ベースでも海外売上高の増加が顕在化するとの見方を示した。

日本高周波鋼業 (5476):7.2%高の104円。売上高はほぼ計画水準を確保した一方、下期を通じ原材料価格が想定を下回ったことが寄与し、12年3月期の連結営業利益は従来計画の5億円から6億8000万円に上振れたもよう、と17日に発表。前の期との比較では、減益率が41%から20%に縮小、採算性の改善が好感された。

アイコム (6820):7.5%高の2020円。国内の陸上業務用無線通信機器の需要が好調に推移、為替の円高がやや緩和された影響もあり、12年3月期の連結営業利益は前の期に比べ8割増の13億1000万円と、従来計画の9億5000万円から上振れたもようと17日に発表した。

アインファーマシーズ(9627):2.5%安の4355円。メリルリンチ日本証券では、短期的な利益確定売りの好機とし、投資判断を「中立」へ引き下げた。薬局業界再編による成長可能性などが評価され、株価は従来目標の4500円に達したとし、これまで付与してきた「買い」の投資論点は織り込まれたと見ている。

日本電気硝子(5214):1.7%安の647円。JPモルガン証券では、液晶ガラス事業の収益性低下は構造的問題と考えているとし、同社の投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウエート」へ引き下げた。

四国電力(9507):2.9%安の2301円。ゴールドマン・サックス証券では17日、投資判断を「中立」から「売り」へ引き下げた。原子力発電所の再稼働が早いと見られていたことで、同社株はセクター内でアウトパフォームしていた上、自社株買い方針が修正されるリスクにも注意したい、とした。

いちよし証券 (8624):2.4%高の522円。12年3月期連結決算の速報値を17日に開示、営業損失は1億1600万円と前の期の16億1200万円から赤字が縮小した。

ノジマ (7419):2.4%安の576円。エコポイント制度の終了や地上波デジタル放送移行に伴う反動減、単価下落の影響で売上高が当初想定に届かず、12年3月期の連結営業利益は前の期に比べ78%減の10億円と、従来計画の23億円から下振れたもようと17日に発表した。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 長谷川敏郎 Toshiro Hasegawa thasegawa6@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:東京 大久保義人 Yoshito Okubo okubo1@bloomberg.net香港 Nick Gentle ngentle2@bloomberg.net

更新日時: 2012/04/18 15:54 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。