アルゼンチン政府、石油会社YPFの株式51%を取得へ
4月16日(ブルームバーグ):アルゼンチンのフェルナンデス大統領は、同国最大の石油会社YPFを政府の管理下に置くことを明らかにした。石油生産の低迷や投資をめぐり対立していたスペインの親会社レプソルYPF から経営権を奪う。
フェルナンデス大統領が16日にブエノスアイレスで説明したところによると、アルゼンチン政府はYPFの経営を直ちに引き継ぎ、セバスティアン・エスケナシ最高経営責任者(CEO)の後任にデビド企画・公共投資相を起用した。政府はYPFの株式51%を取得するための法案を議会に送付するという。
燃料輸入が昨年倍増し94億ドル(約7600億円)に達したのを受け、政府は2カ月前からYPFに対し圧力をかけていた。同国はYPFの配当の阻止を目指し、州当局が15の油田ライセンスを無効にした際も政府は州を支持していた。フェルナンデス大統領は2007年の就任以来、240億ドル規模の年金基金やアルゼンチン航空の国有化に動いた。
フェルナンデス大統領は大統領宮殿で、石油生産の落ち込みで同国が「発展できない国」にならないようYPFの経営権を取り戻す必要があると述べ、支持者から喝采を受けた。
スペインの与党国民党のマリア・ドロレス・デ・コスペダル書記長は、今回のYPFをめぐるアルゼンチン政府の動きに対し、スペイン政府が行動を取るとし、他の欧州連合(EU)加盟国の支持を得られるだろうと語った。
原題:Argentina Will Seize 51% of YPF Under Fernandez Proposal(4)(抜粋)
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更新日時: 2012/04/17 06:48 JST