Updated: Tokyo  2013/06/20 07:50  |  New York  2013/06/19 18:50  |  London  2013/06/19 23:50
 

AIJ浅川社長、巨額損失の中、年収は7000万円-報酬の妥当性主張(2)

Share Google チェック

  3月27日(ブルームバーグ):AIJ投資顧問の浅川和彦社長は27日午前、衆院財務金融委員会に参考人として出席し、年金基金などからの受託資金の運用で1092億円もの損失を出す中、自らは7000万円の年収を得ていたことを明らかにした。答弁では「最初からだますつもりは全くなかった。損を取り戻せる自信があった」などと述べた。

浅川氏は管理報酬が9年間で約45億円、そのうち運用の販売を担当していたアイティーエム証券に27億円を支払い、AIJは残る18億円とその他の手数料9億円などを得たなどと述べた。「それ以外に私どもに入る余地はない」などと報酬額の妥当性を強調した。AIJの高橋成子取締役の年収は約3600万円だったという。

同様に参考人として出席したアイティーエムの西村秀昭社長は、うその報告と知っていたかとの問いに、「NAV(純資産価値)については(ファンド受託銀行の)HSBCとAIJのものが一致していたため信頼して販売を続けた。虚偽であるとの認識は最近まで社員一同持っていなかった」と述べた。

浅川氏は冒頭、「全受益者にお詫びしたい。責任を痛切に感じている」と陳謝。運用で多額の損失を出したことについては「損してお返ししたくなかった。損を取り戻したかった」などと発言した。今後は残った財産を公正に受益者に返還するのが務めとの認識を示した。また純資産額の水増しは「私が指示した」と明らかにした。

同委員会の海江田万里委員長は、浅川氏に対する質問者からの国会での証人喚問の要求に対して「理事会でよく協議する」と答えた。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 伊藤小巻 kito@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: 大久保義人 yokubo1@bloomberg.net

更新日時: 2012/03/27 16:06 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。