3月22日の欧州マーケットサマリー:株は続落、製造業活動の縮小で
3月22日(ブルームバーグ):欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)
為替 スポット価格 前営業日ユーロ/ドル 1.3201 1.3225ドル/円 83.47 83.70ユーロ/円 110.18 110.70
株 終値 前営業日比 変化率ダウ欧州株600 268.67 -.30 -.1%英FT100 5,891.95 +.54 +.0%独DAX 7,071.32 +16.38 +.2%仏CAC40 3,527.37 -3.46 -.1%
債券 直近利回り 前営業日比独国債2年物 .29% -.04独国債10年物 1.98% -.06英国債10年物 2.37% -.05
商品 直近値 前営業日比 変化率金 現物午後値決め 1,649.25 -7.50 -.45%原油 北海ブレント 124.20 +.08 +.06%
◎欧州株式市場22日の欧州株式 相場は4営業日続落。昨年11月以降で最長の値下がり局面となった。中国やユーロ圏での製造業活動の縮小を嫌気した。
英産金会社、ランドゴールド・リソーシズは2008年以来の大幅安。同社が鉱山を運営するマリでの軍事クーデターが売り材料となった。スイス3位の保険会社バロイズ・ホールディングや太陽光発電機器メーカー、マイヤー・ブルガー・テクノロジーも大きく下げた。両社ともに減益決算が響いた。
ストックス欧州600指数 は前日比1.2%安の265.49で終了。12日以来の安値となった。年初来では8.6%の値上がり。欧州中央銀行(ECB)による1兆ユーロ余りの長期資金供給や市場予想を上回る米経済指標が株価を支えてきた。
マーケット・セキュリティーズの欧州チーフストラテジスト、ステファーヌ・エコロ氏は「世界経済の回復に関して市場は楽観的過ぎた」と指摘。「中国経済がハードランディングに向かいユーロ圏の問題も片付いていないとの声がどんどん増えるだろう」と付け加えた。
この日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が下落。英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが同日発表した3月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は48.1と、4カ月ぶり低水準。ユーロ圏のサービス業と製造業を合わせた3月の総合景気指数(速報値)は48.7と、前月の49.3から低下。どちらの指数も50が活動の拡大・縮小の境目を示す。
◎欧州債券市場22日の欧州債市場ではドイツ国債が3日続伸。ユーロ圏の製造業とサービス業の経済活動が3月にエコノミスト予想以上に縮小したことを背景に、比較的安全とされるドイツ国債の需要が高まった。
ドイツ国債はここ7週間で最長の上げとなった。この日発表された3月の中国製造業購買担当者指数(PMI)の低下も支援材料だった。スペイン国債は9営業日続落。域内景気が減速しつつある兆候を受け、高利回り資産に対する投資意欲が減退した。ドイツ政府はユーロ圏救済基金への拠出金を賄うため、4-6月(第2四半期)の借り入れ予定額を当初予定から3%引き上げた。
ロイズ・バンク・コーポレート・マーケッツ(ロンドン)の債券ストラテジスト、アキレアス・ゲオルゴロプロス氏は「景況感指数が失望する内容だったことからドイツ国債が買われた。データが発表以上に良い内容となるとの期待があった。指標を受け、2012年の問題の一つである経済成長に焦点が移った」と語った。
ロンドン時間午後4時1分現在、ドイツ10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.91%。一時は8bp下げ、先月22日以降で最大の低下となった。同国債(表面利率2%、2022年1月償還)価格はこの日、0.65上げ100.825。
マークイット・エコノミクスが22日発表した3月のユーロ圏総合景気指数は48.7と、前月の49.3から低下した。英HSBCホールディングスとマークイットが同日発表した3月の中国PMI指数は48.1となった。2月は49.6だった。
スペイン10年債 利回りは前日比10bp上昇の5.51%。一時は2月16日以来の高水準となる5.53%に達した。イタリア10年債利回りは11bp上げて5.11%。
◎英国債市場22日の英国債市場では10年債が4日続伸した。ユーロ圏と中国の経済活動を示す指数が縮小を示したことから、比較的安全とされる英国債の需要が高まった。
英10年債は月初来で最長の続伸となった。同日発表された2月の英小売売上高はエコノミスト予想以上に悪化した。英政府はこの日、インフレ連動債を9億ポンド発行。英公債管理局(DMO)は前日、来年度の国債発行額が減ることを明らかにした。
BNPパリバ(ロンドン)の金利ストラテジスト、シャヒド・ラドハ氏は、ユーロ圏と中国の「弱い指数でリスクを取ろうという意欲が後退したため、英国債に対するトーンはポジティブだった」と発言。「2011-12年度の発行計画が好感されたことから、英国債への買いが続く可能性がある」とも語った。
ロンドン時間午後5時現在、10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.33%。同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価格は0.45上げ114.79。
マークイット・エコノミクスがこの日発表した3月のユーロ圏総合景気指数は48.7と、前月の49.3から低下した。英HSBCホールディングスとマークイットが同日発表した3月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は48.1と、昨年11月以来の低水準となった。
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更新日時: 2012/03/23 03:18 JST