グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
3月21日(ブルームバーグ):アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。
【香港株式市況】
香港株式相場 は下落。ハンセン指数が昨年12月以来の長期続落となった。中国経済が減速しつつあるとの懸念で、不動産株と自動車株が安い。
時価総額で世界最大の不動産開発会社、サンフンカイ・プロパティーズ(新鴻基地産発展、16 HK)を中心に不動産株が下落。サンフンカイは幹部が贈賄の疑いで逮捕されたことが響いている。同業の新世界発展(ニューワールド・デベロップメント、17 HK)やチャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)も下げた。
自動車メーカーの吉利汽車(175 HK)は3%安。中国本土の乗用車販売の伸びが業界団体の目標に届かないとの観測から売られた。
一方、婦人靴製造・販売の百麗国際 (1880 HK)は4.7%高。富裕層の需要が追い風となり、2011年通期決算が増益となったことが好感された。
キャッシュ・アセット・マネジメントのアソシエートディレクター、パトリック・イユ氏は「投資家は依然として中国の景気がさらに鈍化するかどうかを懸念している」と指摘、「不動産価格が急上昇しない限り、不動産株の現行水準は魅力的だとは思わない」と付け加えた。
ハンセン指数は前日比31.61ポイント(0.2%)安の20856.63で終了。これで4営業日続落と、昨年12月15日以来最長の下げ局面となっている。ハンセン中国企業株(H株)指数 は同0.9%安の10776.00。
【中国株式市況】
中国株式相場 は上昇。中国の景気減速で企業利益が損なわれるとの懸念はあるものの、政府が株価を押し上げる措置を講じるとの観測が広がった。
アルミニウム生産で中国最大手、チャルコ (中国アルミ、601600 CH)は10%の値幅制限いっぱい上昇。21世紀経済報道が、広東省の1000億元規模の年金基金の最大40%の資金が株式市場に投じられる可能性があると報じたことが好感された。海運会社の中国遠洋運輸(601919 CH)は2.9%高。輸送料の指標が上昇したことが手掛かり。中国神華能源(601088 CH)や紫金鉱業(601899CH)も高い。
ペトロチャイナ(中国石油、601857 CH)は1.1%値下がり。未来アセット証券が同社の業績について、予想外の減益となる可能性があるとの見方を示した。
華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は「年金基金のニュースは株式市場にとって長期的プラス要因だ」と指摘した。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は、前日比1.36ポイント(0.1%)高の2378.20で終了。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数 は同0.1%高の2587.79。
【インド株式市況】
インド株式相場は上昇。財政悪化に伴い景気の伸びが減速すると懸念されているものの、海外勢がインド株を引き続き購入していることが寄与した。
インド最大のソフトウエアメーカー、タタ・コンサルタンシー ・サービシズ(TCS)は約4カ月ぶりの大幅高となった。国内最大のエンジニアリング会社、ラーセン ・アンド・トゥブロは4.6%上げ、5営業日ぶりに反発。不動産開発で国内最大手のDLF はここ3週間で最大の値上がり。
ボンベイ証券取引所のセンセックス30種 指数は前日比285.53ポイント(1.7%)高の17601.71で終了。海外勢によるインド株の買い越し額は年初来で89億ドルと、同期間としては過去最大となっている。
タタ・コンサルタンシー(TCS IN)は3.6%高の1175.75ルピー。ラーセン(LT IN)の終値は1346.40ルピー。DLF(DLFU IN)の4%上げ203.55ルピーとなった。
【オーストラリア株式市況】
ASX200指数は前日比20.77ポイント(0.5%)安の4254.25。
【韓国株式市況】
韓国総合株価指数は前日比14.92ポイント(0.7%)安の2027.23。
【台湾株式市況】
加権指数は前日比9.24ポイント(0.1%)高の7981.94。
【シンガポール株式市況】
ST指数は前日比2.90ポイント(0.1%)高の3005.63。
【マレーシア株式市況】
FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比4.91ポイント(0.3%)高の1582.53。
【タイ株式市況】
SET指数は前日比11.07ポイント(0.9%)高の1207.67。
【インドネシア株式市況】
ジャカルタ総合指数は前日比14.07ポイント(0.4%)高の4036.23。
【フィリピン株式市況】
フィリピン総合指数は前日比64.30ポイント(1.3%)安の5037.94。
更新日時: 2012/03/21 22:09 JST