Updated: Tokyo  2013/05/22 03:26  |  New York  2013/05/21 14:26  |  London  2013/05/21 19:26
 

ユーロが5カ月ぶり111円台に上伸-ギリシャ懸念が緩和

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  3月21日(ブルームバーグ):東京外国為替市場では、ユーロが一段高となり、ユーロ・円相場は1ユーロ=111円台に乗せて、ほぼ5カ月ぶりの高値を更新した。ユーロ圏ではギリシャの債務問題をめぐる懸念がいったん落ち着いていることから、ユーロ売り持ち高の解消圧力がかかった。

ユーロ・円相場は一時111円17銭と、昨年10月31日以来の高値を付けた。午後3時20分現在は111円14銭付近で取引されている。ユーロは対ドルでも買い進まれ、一時は1ユーロ=1.3283ドルと、8日以来の高値を付けた。

ソシエテ・ジェネラル東京支店のチーフエコノミスト、大久保琢史氏は、ギリシャ問題に関しては、影響が「目に見えてほかの国に及んでいない」と指摘。その上で、今月30日にはユーロ圏の財務相会合で、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)や欧州安定化メカニズム(ESM)が協議される予定で、「金額として拡大方向の結果が出る可能性が高い」とし、期待感がユーロ買いにつながっている面があると説明している。

一方、ドル・円相場は1ドル=83円54銭を下値に午後にかけてドルが値を戻し、一時は83円75銭まで上昇。午後3時20分現在は83円73銭近辺で推移している。

ユーロ売り持ち高の解消余地

ギリシャ議会は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から第2次支援を受けるための法案を賛成多数で可決。米国のガイトナー財務長官は20日、「ギリシャが持続可能な状態に向かって前進しつつある」との見解を示した。

みずほ証券の鈴木健吾FXストラテジストは、昨年末からユーロ崩壊やギリシャの離脱などを懸念してユーロ売りが進んでいたが、いったんは危機的状況が回避されたとの見方に落ち着いていると説明。目先は欧州の債務問題に関する「過度の悲観論が後退」しているとして、これまで積み上がったユーロ売り持ち高の解消余地が残ることから、ユーロは底堅く推移するとみている。

米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴマーカンタイル取引所(CME)の国際通貨市場(IMM)では、13日時点でユーロ通貨先物の取組残高 (非商業部門)が9万9336枚の売り越しとなっている。

一方、前日には、世界最大の鉱山会社BHPビリトンが、中国の鉄鋼生産が鈍化しつつあると指摘。これを受けて、中国景気の先行き懸念を背景に米株式相場 が下落し、株価の予想変動率の指標であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ 指数(VIX指数)は1週間ぶりの水準に急上昇した。

三菱東京UFJ銀行米州金融市場部マーケティンググループのマネジングディレクター、村尾典昭氏(ニューヨーク在勤)は、中国とかブラジルとかといった、今まで世界経済をけん引していた国々の景気減速感が見られるという外部要因を考えると、これまで前のめりで強気になっていた米国の景況感については、どこかで修正が入る可能性があると指摘。日米の金利差を背景としたドル高というのも「そんなに続かない」との見方を示した。

20日に米国で発表された2月の住宅着工件数 (季節調整済み、年率換算、以下同じ)は前月比1.1%減の69万8000戸と、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値70万戸を下回った。この日の米国時間には2月の中古住宅販売件数 が発表される。

記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 三浦和美 Kazumi Miura kmiura1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo yokubo1@bloomberg.netRocky Swift rswift5@bloomberg.net

更新日時: 2012/03/21 15:31 JST

 
 
 
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