Updated: Tokyo  2012/02/23 06:40  |  New York  2012/02/22 16:40  |  London  2012/02/22 21:40
 

NY外為(27日):ユーロ上昇、ギリシャ債務交渉妥結に期待(1)

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  1月27日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで5日続伸。過去3カ月で最長の連続高となった。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)がギリシャ政府と債権者との合意は近いと発言したことが手掛かり。

  1月の米消費者マインド指数がほぼ1年ぶりの水準に戻ったこともユーロの買いにつながった。イタリア証券入札で借り入れコストが低下したこともユーロの支えになった。域内銀行のてこ入れを通じて債務危機の波及阻止を図る欧州中央銀行(ECB)の取り組みが奏功した。ドル指数は週間ベースで2週連続の低下。米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を少なくとも2014年遅くまで低水準で維持する意向を示したことが影響した。

  シュナイダー・フォーリン・エクスチェンジの市場分析責任者、スティーブン・ガロ氏(ロンドン在勤)は「ギリシャが次回融資を受けられるかどうか、同国がユーロに残れるかどうかが次の焦点になる」と指摘。「市場はFOMCの姿勢が非常に慎重であると感じており、米国発表の経済統計はすべて詳細に吟味しているため、相場が明確に反応している」と述べた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前日比0.9%高の1ユーロ=1.3220ドル。先月13日以来の高値を付けた。円は対ドルで1%高の1ドル=76円70銭。円は対ユーロで0.1%高の1ユーロ=101円39銭。

フィッチが格下げ

  格付け会社フィッチ・レーティングスがイタリアやスペインなどユーロ圏5カ国の信用格付けを引き下げた後もユーロは堅調を維持した。フィッチは同5カ国について、域内債務危機の中にあって資金調達面での柔軟性に欠けていると指摘した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)によると、1月24日までの1週間で、ユーロの対ドルでの下落を見込んだネットショート(売り越し)は17万1347枚と、5週連続で過去最高を更新した。

  第4四半期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値が前期比2.8%増と、前四半期の1.8%増から加速すると、ドルは強含む場面もあった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は3%増。1月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)を受けて再び軟化した。同指数は75.0と、前月の69.9から上昇した。

  ドルは週間では主要16通貨に対して全面安となった。FOMCの緩和姿勢を受けて、高利回り通貨への買いが活発になった。主要6通貨に対するドル指数はこの日0.7%下げて78.836と3日連続で低下し、先月12日以来の低水準となった。

「円は堅調が続く」

  円はこの日、主要通貨に対して全面高。オーストラリア・ドルに対しては0.7%、対ニュージーランド・ドルでは0.6%それぞれ上昇。テクニカル指標では円の下げが行き過ぎだったことが示唆されている。

  みずほフィナンシャル・グループの米通貨セールス担当責任者、ファビアン・エリアソン氏(ニューヨーク在勤)は「市場を動かしている主な材料は引き続きギリシャ情勢への期待だ」と指摘。「週末にどんなニュースが出てくるか分からないため、リスク資産の持ち高をあまり抱えていたくない。そのため、円は堅調な地合いが続くだろう」と述べた。

  イタリアが実施した6カ月物証券入札の平均落札利回りは1.969%と昨年12月28日の入札時の3.251%に比べ低下した。ECBが先月21日に実施した3年物オペでは、域内金融機関が計4890億ユーロを応札した。

  欧州委員会のレーン委員はこの日、スイスのダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)年次総会でギリシャの債務交渉について「今後の3日間は決定的に重要だ」とし、月内の合意に極めて近いと発言した。

記事に関する記者への問い合わせ先:Allison Bennett in New York at Or abennett23@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka at dliedtka@bloomberg.net

更新日時: 2012/01/28 07:51 JST

 
 
 
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